前回のブログの続きです。




日中は普通。



今までと何の変わりもない。

 

 

その時以外は

何にも変わらない。

 

 

 

その「変わらない」平坦さが

実は彼女は気に入らないのか。

 

 

 

次の日

日曜日の夜。


 

寝る直前

 

 

ルーティンで

ベッドにコロコロをかける。

 

 

いつものダイアナは

ベッドから降りて待ってる。

 

 

ところがその日は

ベッドから飛び降りた途端、

 

 

ー床ションした。

 

 

 

「NO!」

「ノーでしょ、ダイアナ!」

 

 

 

前日同様玄関へ

小走りに向かって鎮座。

 

 

 

今度こそ甘やかさんぞ。

 

 

 

ペットシーツとブランケットを

玄関に投げる。

 

 

そこにすのこを立てて

第一バリケード。

 

 


家にあがらせない。

 

あげてやるもんか。

 

 

 

土曜日同様

キッチンとダイニングの間に

フェンスを立てる。

 

 

今度こそ突破されない様

フェンスの向きを変え

更に味噌壺で固定

前後不動の状態に。

 

 

 

バリケード増設。


 

 

負けん気必死の

わたしの思いの丈。

 

 

ショントレーを持っていき

 

 

「ションはここでしょ!」

 

「なんでできないの⁉︎」

 

 

改めて説教。

 

 

 

「なにが気に入らないの⁉︎」

 

「ミチコのなにが嫌なの?」

 

 

 

「ミチコは分からないよ!」

 

 

 

もう泣けてきてしまった。

 

 

文字通り泣き寝入り。

 

 


1時間くらい経ったのか。



すのこの倒れる音がする。

 

 

階下の方、ゴメンナサイ

それでも無視し続ける。



そうするしかないと思った。

 

 

 

カチャカチャと犬の足音がする

お互い落ち着いて寝られない。

 

 

トイレに起きたことにして

様子を見に行く。


 

 

私の来訪に喜ぶ彼女

でも無視してベッドに戻ると

 

 

 

ダ「クゥン…」

 

ミ「NO!」

 

ダ「キュゥン…」

 

ミ「おやすみ、バイバイ」

 

 

 

そんなやりとりを

くりかえす。

 

 

 

もう一度様子を見に行く。

 

 

 

フェンスが動いていた。

今度は横に隙間が空いていた。



あなた、引き戸みたいにして

開けようとしたの⁉︎

 

 

もしこのまま放っていても

いつかベッドに戻って来れたな。

 

 

 

犬の賢さに驚きながらも

ふと疑問がただよう。

 

 

 

このコは反省しているのだろうか。

 

 

このモチベーションは

私への気持ちなのか

それとも

自分の権威誇示なのか。

 

 

 

だとしたら

私は何を間違えてるんだろう。

 

 

 

翌朝も

素直な気持ちで

ダイアナと接せられないのが辛かった。

 

 

「おはよう、ダイコちゃん」

「今日はまだ眠いでしょ」

 

 

ホントはそう言いたかった。

 

 

でも飼い主の

保ててないかもしれない

威厳誇示のために

敢えて気持ちをかき消した。

 

 

目を合わさないまま

仕度して散歩に出る。

 

 


肉の骨を拾い食いした。

 

 

「出せ」

「出来る、出来るよ」

「頑張れ」

 

 

と言いながら

 

 

彼女の力が弱まると同時に

取り出す。

 

 

「偉い!」

「偉いよ!」

「偉かったね!!」

 

 

 

猪肉ジャーキーのご褒美。

 

 

 

 

ーこれでよいのだろうか。

よかったのだろうか。

 

 

いちいち不安になってくる。

 

 

 

私は犬との暮らしに

幻想を抱きすぎてるのかな。

 

 

犬とのおとぎ話を

作ろうとしてるだけなのかな。

 

 

いかん。

 

 

私、確実に

元気がなくなってる。