自ら命を絶ってしまった若い俳優の
心の事が気になってしょうがなくて、
他人事とは思えなくて聞いてしまったのです。
どちらのケースも、何らかの理由があります。
時代背景は違えど、ストーリーとしては、
親や周りの評価が厳しかったり
親や周りの期待が高すぎたりして、
その期待に応えているうちに
本当の自分を置き忘れてしまった。
本当の自分の成長が追い付いていないまま
大人になった。
自分の本心をこぼそうとしても
親や周りの気持ちに堰き止められてしまう。
甘え方が分からないままになる。
結果、相談するタイミングも失ってしまって
ひとりぐるぐると考えてしまう。
そうやって、寂しさ・孤独感が育っていく。
心に穴が開いていく。
寂しさは時に劣等感になって
「なんてダメなんだろう」と自分を責めたり、
時に怒りとなって、
「こんなに頑張ってるのに何で分かってくれないの?」
という思いから他人を、世間を責めたりする。
無意識でしてしまう。
・・・などと書いているうち、
以前書いた“上からモノ言う”という私のトリセツは、
注目されている人に対する、
私の寂しさの矛先なんだと思いました。
結局、私は未だに自分に劣等感を感じて
人の品定めをしているって事。
また一方、複数名でお酒を飲んだ時など、
ちょっと調子に乗って騒ぐところがあるのですが、
それは、子供の頃、子どもらしく遊ばなかった時間の
しわ寄せなのかな、とも。
・・・これはちょっと都合がよすぎるか![]()
原因をひと言で言うなら、私はそう答えます。
そして
そこをケアできるのは、
フォローできるのは自分しかいません。
自分の気持ちを置いていかないで。
「寂しい」という気持ちを見つけたら
「そっか、寂しいのか」ってちゃんと拾ってあげないと
心の空洞が、どんどん大きくなっちゃう。
歪みを産んでしまうのです。