📖いま読んでいる本に、こんな栞(しおり)が挟まれていました。
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📖栞に記されているのは、松下幸之助さんの言葉で、『道をひらく』から抜粋されたものです。
悪い時がすぎれば、よい時は必ず来る。おしなべて、
事を成す人は、必ず時の来るを待つ。
あせらずあわてず、静かに
時の来るを待つ。
―――松下幸之助『大切なこと』PHP研究所より
📖松下幸之助さんの言葉は、いろんな本に収録されているので、初出を当たるのは難しいと思います。で、『大切なこと』という本は持っていないのですが、1968年に出版された『道をひらく』に収録されていました。それを下記に再録します。
わるい時がすぎれば、よい時は必ず来る。おしなべて、事を成
す人は、必ず時の来るを待つ。あせらずあわてず、静かに時の
来るを待つ。
📖先ほどの引用部分と比べると、冒頭の「悪い時」が元々は「わるい時」でした。『道をひらく』では「わるい時」だったのが、『大切なこと』では「悪い時」に表記が変化しているのでしょうね。個人的には、原典に忠実な表記を守ってほしいのですけが、編者さんの御意向もあるのでしょう。
📖さて、これで一区切り着いた格好ですが、あと一つ大切なことがあります。さきほどの、栞に記された言葉は全体の一部分で、「時を待つ心」という文章そのものは、五百数十文字のコラムです。つまり、栞に記されている文字以外に、五百近い文字が残っているのです。
📖このコラムの全文は、【松下資料館】様のWEBページに掲載されてます。( http://matsushita-library.jp/curator/120301index.html )
こちらにも引用しておきました。
📖松下幸之助翁の言葉に触れていると、哲学と開拓の偉人(Philosophers and Pioneers)であったことを痛感し、畏敬の念を抱くとともに爪の垢を煎じたのを飲みたくなるのです。
📖いわゆる「高次の人」とは、こういう方々のことなのでしょうね。日頃「高次」という言葉を発して……(ry、……というのも興味深いですね。また、やたらと高位なポジションに立ちたがる方も少なくありません。
📖このような方面には適応「いたしません」的な、群れをきらい、フリーランスで普通の占い師ですので、地に足の着いたトコロで精進を重ねたいと思っております。
お読み下さいまして、有難うございました