🌱アメブロの“占い・スピリチュアル”ジャンルに限ったことではないのですが、占いやスピリチュアル系のアカウントを開くと、いつの頃からか「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」というコトバを見ることが増えだしましたよね。

🌱「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」というコトバが、「一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になる」という意味であることを知っておられる方は多数いらっしゃることでしょう。

🌱ただし、「一粒万倍日」というコトバを「知っいる」ことと、「一粒万倍日」というコトバを信じているかは別の話ですね。簡単に言ってしまえば「担(げん)現担ぎ」としてのコトバで、口に出すことで会話を盛り上げるのがネライなのです。

🌱この話を関西弁の会話表現にすると、「そやっ、宝くじ買(こ)ぉとこ、あんたも買(こ)ぉときビックリマーク きょうは一粒万倍日らしいさかい。知らんけどビックリマーク」。。。となるんです。

🌱思うに、「知らんけどビックリマーク」というコトバを接尾語のように付け足すことで、発言した者の責任を無かったことにするという、「責任切り」というか「責任回避」が許されてしまうという、緩ぅ~い不文律というか市民的ルールみたいなのがあるんですね。。。知らんけど。

🌱というわけで、前置きが長くなってしまいました。
どうも、占い師の右京です音譜
今回の記事は、「一粒万倍日」について深掘りしてみます。

🌱「一粒万倍日」というコトバを「知っいる」ことと、「一粒万倍日」というコトバを信じているかは別の話であるように、「一粒万倍日」というコトバを「知っいる」ことと、「一粒万倍日」というコトバを理解できているかは別の話ですからサーチ

🌱「一粒万倍日」とは、「(こよみ)」に載っている「撰日(せんじつ)=選日」と呼ばれているコトバの一つなのです。「一粒万倍日」は字面(じづら)からしても、御利益がありそうですよね。

🌱Wikipediaでは、「一粒万倍日」について、以下のように説明しています。
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび、いちりゅうまんばいにち)は、選日(せんじつ)の1つである。単に万倍とも言う。
 

  • 「一粒万倍」とは、一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になるという意味である。一粒万倍日は何事を始めるにも良い日とされ、特に仕事始め開店種まきお金を出すことに吉であるとされる。但し、借金をしたり人から物を借りたりすることは苦労の種が万倍になるので凶とされる。
     
  • 一粒万倍日は数が多いことから、他の暦注と重なる場合がある。その場合、吉日と重なったら一粒万倍日の効果が倍増し、凶日と重なったら半減するという。
     

一粒万倍日は宣明暦時代には記載されていたが、地方暦によっては記載されていないものもあった。貞享暦以降は暦注から外されたが、新暦が普及してから民間暦に掲載されるようになった。》


🌱いいじゃないですか。良いことは万倍になり、悪いことは半減されるなんて、とっても良いですキラキラただ、「新暦が普及してから民間暦に掲載されるようになった」というのが気になります。

🌱さて、ここからは記事のタイトルでもある「一粒万倍日」のしくみ、「一粒万倍日」の概要=outlineに話題を移します。下記が月別に分けた「一粒万倍日」の概要=outlineです。

🌱(参照:Wikipedia)

  • 正月(立春~)寅(木性)月:
      一粒万倍日=丑の日と午の日=陰土性12陽火性05
     
  • 二月(啓蟄~)卯(木性)月:
      一粒万倍日=酉の日と寅の日=陰金性08陽木性01
     
  • 三月(清明~)辰(土性)月:
      一粒万倍日=子の日と卯の日=陽水性11陰木性02
     
  • 四月(立夏~)巳(火性)月:
      一粒万倍日=卯の日・辰の日=陰木性02陽土性03
     
  • 五月(芒種~)午(火性)月:
      一粒万倍日=巳の日・午の日=陰火性04陽火性05
     
  • 六月(小暑~)未(土性)月:
      一粒万倍日=酉の日・午の日=陰金性08陽火性05
     
  • 七月(立秋~)申(金性)月: 
      一粒万倍日=子の日・未の日=陽水性11陰土性06
     
  • 八月(白露~)酉(金性)月:
      一粒万倍日=卯の日・申の日=陰木性02陽金性07
     
  • 九月(寒露~)戌月(土性):
      一粒万倍日=酉の日・午の日=陰金性08陽火性05
      
  • 十月(立冬~)亥月(水性):
      一粒万倍日=酉の日・戌の日=陰金性08陽土性09
      
  • 十一月(大雪~)子月(水性):
      一粒万倍日=亥の日・子の日=陰水性10陽水性11
        
  • 十二月(小寒~)丑月(土性):
         一粒万倍日=卯の日・子の日=陰木性02陽水性11
      

🌱次に、陰陽五行別の配当回数

  • 陽木性01(=1回(二月)
  • 陰木性02(卯)=4回(三月、四月、八月、十二月)
  • 陽土性03(辰)=1回(四月)
  • 陰火性04(巳)=1回(五月)
  • 陽火性05(午)=4回(正月、五月、六月、九月)
  • 陰土性06(未)=1回(七月)
  • 陽金性07(申)=1回(八月)
  • 陰金性08(酉)=4回(十月、九月、六月、二月)
  • 陽土性09(戌)=1回(十月)
  • 陰水性10(亥)=1回(十一月)
  • 陽水性11(子)=4回(十一月、十二月、三月七月、)
  • 陰土性12(丑)=1回(正月)

🌱このように一見すると、収まっているかのように見えるのですが、陰陽五行に照らすと、めっちゃ雑で美しくもなければリズムも感じないのです。

🌱そもそも、「運気」というのはリズムであり、バランスでもあるのですよ。そして、「運気」は一人ひとり違っているものですから、一粒万倍日に沿って皆の「運気」が爆上げすることもありません。

 

🌱ですから、一粒万倍日なんて取るに足らない「お遊び」なのです。まあ、それで盛り上がりたいというだけなら自由ですが、それを金儲けに結び付けるのは賛成できないのです。

🌱投資にしろギャンブルにしろ宝くじを購入するにしろ、一粒万倍日だからって、それに乗っかったって何にも変わらないのです。繰り返して申し上げますが、みんなが同じ運気に乗るなんてことは、宗教的洗脳や政治的な意識操作と似たようなものです。

🌱ついでに申し上げると、パワハラやモラハラによって、人をコントロールするのも、最初は緩ーい束縛から始まり、やがて息苦しくなるのです。周りがそうだからって、無理して合わせなくて良いのです。ですから、自分自身で正しさせようい判断を保てるようにしましょう。
 
🌱緩ーく足並みを揃えさせようとする空気が強くなってきたように感じるので、呪縛を解く記事を書いてみました。長くなりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございます。