🌞どうも、占い師の右京です 音譜

当ブログにご訪問頂き、ありがとうございますクローバー

🌞近年は年賀を交わす習慣も薄れているようですが、 年賀はがきなどに使う写真とかイラストのサイトは、影響を受けているのでしょうかはてなマーク……年賀状は出さなくても、SNSで年始の挨拶をする方もいらっしゃるでしょうから、それに対応した素材が現れるかもしれません。

🌞年賀状の遣り取りが活発になりだしたのは戦後からで、昭和の終盤から平成の終盤辺りですから、人々の暮らしに余裕が持てるようになれば、社交的な習慣にも変化が生まれるんじゃないかと思うのです。

🌞元来、年賀を交わす習慣は、貴族社会に始まり、武家社会にうけつがれたように、権力者を中心として続いてきたわけですから、今は社会構造が変わって年賀状を遣り取りする必要が薄れている面もあるかと。。。ってことで、次の話題です。

🌞下記の画像は年賀状のデザインで馴染み深いものだと思うのですよね。何の違和感もなく、年賀状のデザインとしてありがちな「赤富士」を描いたものです。

🌞しかし、これを俳句の季語に照らし合わせると、ちょっと違ってくるのです。「赤富士」は晩夏から初秋の季語になっているので、正月に赤富士は「オカシイ!」って思う人もいるわけです。これを初日の出と捉えれば問題ないのですが、人によって受け取り方が異なることがあるのです。

🌞もう一つ、「毎日ことば」さん(https://mainichi-kotoba.jp/photo-20200105?fbclid=IwAR1ezQo0avmqifbjXrLTkAtBbO2JV_m7IW5YZ87MNPXRX8w05uuDkweL9G4) からの転載です

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「新年が明ける」→「新年を迎える」

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「明ける」は「ある期間が過ぎて次の状態となる」(岩波国語辞典8版)こと。「新年が明ける」を許容する辞書もありますが、「夜が明ける」のように、「明ける」のは新年ではなく旧年だという解釈も根強いため、なるべく新年は「迎える」などとするようにしています。

 

新明解国語辞典7版

 

以前アンケートをした時は、「新しい年が明けた」という言い方を「変だと思う」人が8割でした。
(転載おわり)

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🌞ところが、「あけましておめでとう」と入力すると、「明けましておめでとう」と変換されるのです。年賀状では、これがスタンダードだということです。

🌞それでも、《以前アンケートをした時は、「新しい年が明けた」という言い方を「変だと思う」人が8割でした。》って、「新しい年が明けた」という表現を良しとしない人が大多数だったと。。。「ニホンゴ ハ  ホントニ  ムズカシイデス」って言いたくなります。

🌞「あける」という言葉は、時間の経過や分量の変化を表すものです。漢字の類似表現としては、「明ける」以外に「開ける」や「空ける」がありまして、これを使い分ける必要があるのですね。

🌞「あけまして」には、時間を区切る意味合いがあるので、気切りを 越えた時点で「夜明け」と同様に「年明け」と受け取れることも可能ですから、「新しい年が明けた」という表現を良しとしないのは、かえって不自然だと思うのです。

🌞また、新しい年の始まり=幕開けといったニュアンスなら、「開けまして」でも可能ですよね。それに「年季があける」は、前以て定められた期間やノルマを消化したという意味で「明ける」ですし、「平らげる」や「空っぽになる」というニュアンスなら「空ける」ですね。

🌞これを、報道表現として正確に伝えようとするあまりに言葉遣いを限定することが、校閲の仕事を難しいものにしているというのは、気の毒でもありますし皮肉な話ですよね。

🌞さて、報道表現ほどではないにしても、日常会話で伝えたり聞いたりすることも難しいものです。仕事で使う専門用語を発する人も分かり難いですが、業界用語的な言葉を連発する人には、分かりやすい言葉で話してくださいと言いたくなります。

🌞言葉は伝えるため、理解してもらうためにあるわけで、その人の知識とかボキャブラリーの抱負さを披露したって仕方がないでしょう。相手の関心をひくために、わざと難しい言葉をつかうことはあっても、
傾聴しやすく理解しやすい言葉を使える人は、それだけで「スゴイビックリマーク」って思うのです。

🌞聞くことと話すことが占い師という仕事の基本なので、伝えること、傾聴すること、理解していただけることを意識するようにすることを、今年の目標の一つにします。もちろん、占いの腕を上げることは言うまでもありませんあせる