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以前から腑に落ちないのが、

子曰、徳不孤、必有鄰(理仁第四 二十五)

という言葉です。

 

読み下し文は、

子曰く、徳は孤ならず。必ず鄰(となり)有りで、

 

現代語訳は、

先生がいわれた。「道徳のある者は孤立しない。きっと親しいなかまができる。」

…… と、なります。

いやいや、

そんな甘いもんと違いますよ、世の中って。

 

信義を貫こうとすると、邪魔されることも多い。

 

そして、

堅苦しいやつって言われる。

 

おまけに、

身に覚えのないことまで言われて孤立する。

 

よくある話ですよね。

という訳で、

『論語』の解釈を鵜呑みにせず、

納得できるまで考えるようにしています。

 

『論語』に限らず、難しい本を読む時も、占術を学ぶ際にも。

細かいことが気になる性格ですから、こういうスタンスになるのです。

 

では、子曰、徳不孤、必有鄰 を、どう解釈しているのか?

 

徳は孤立してはダメ、

必ず鄰(となり)がいる。

…… と読み、

 

徳は一つ孤立していて身につくものじゃない、

回りの人(からの学び)を必要とする。

…… と解釈しています。

『論語』を解説した本は、これまでに何冊も読んでいるのですが、

「そだねー」って、心の底から納得できるものには出逢えていません。

 

ただ、それぞれに気づきを得たり、共感できたりする箇所があります。

それは、すべてに通じることだと思うので、

独りよがりにならず、謙虚な姿勢で学ぶようにしています。

 

以上、

 

お読みいただき、有難うございます。