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占い館ルネッサンスの右京です。

 

前回の記事では、

 

人は自ら意思決定をし続けながら生きている

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意思決定を繰り返した結果も運命である

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人が自ら意思決定を続けることで、その人自身が自らの運命を引き寄せている

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ですから、運命という字は、命を運ぶという意味だと思っています。そして、命を運ぶ方法を考える、そのお手伝いをすることが、占いの果たすべき役割だと考えます。

 

……と書かせていただきました。

 

しかし、人の判断だけでは,推し量ることができないことがあります。「あの時、こうしておけば良かった」という後悔のしようがない出来事。いわゆる宿命というものですね。

 

避けようがなく抗いようもない出来事に対しては、悔しいくらいに人って無力ですよね。それがストレスとなって、心身に不調をきたす場合もあります。私も親族の病気が原因で、神経的な発作を起こして救急搬送されたことがあります。病気の当事者でもないのに情けない話です。

幸いなことに軽症だったので、2回目に搬送された病院で原因がわかり、投薬を受けることもなく快復しました。そこで気付いたことがあります。溜めているものを、抱え込まずに吐き出す、これが重要だということです。

そのためには、話す相手が必要です。夫婦、息子、娘、兄弟姉妹、親友、気持ちを吐き出せる相手なら誰でもOKです。吐き出せること、それを聴くことで気持ちが通い合い、信頼が深まり絆が強まるのです。

 

何よりも、抱え込んでいる本人が楽になり、前に進む勇気が生まれるのですね。東日本大震災のあと、結婚するカップルが増えたのも、語り合い、支えあえる人を求めたからでしょう。

 

宿命を前にして逆らうことも抗うこともできませんが、人と人がつながり支え合うことで乗り越えることができるのです。一人だけだと弱いけれど、寄り添うことで強くなれる。その当たり前のことに気づくことから、何かが始まるのだと思います。

 

運命は意志と努力で変えるもの、というのは尊敬する方の言葉です。その言葉を借りるならば、宿命は愛と絆で乗り越えるものなのかも。

 

お読みいただき、ありがとうございました。