姓名判断について書かれた記事を目にして思うところがあったので、
私の意見を記しておくことにしました。

 

姓名判断や占いの記事に限ったことではないのですが、
事件であれ事故であれ、何らかの事が起こってから、
それをネタにした記事をアップするという。

ニュースとか関心を集めていることをネタにした記事をアップする!
それは自然の流れではありますが、
占いの記事に限って言わせていただくと、

あと出しジャンケンのような記事とか

デタラメな記事が目立ち過ぎる プンプン 
……と感じているのは私だけではないでしょう。

 

ブログやSNSは、低予算¥で使えるビジネスツールとして浸透しています。
また、マスメディアと違って、誇大表現で騒がれることも稀ですから、
怪しい商品の宣伝にも利用されることもあります。

 

そういったことから、占い関係の記事でも、
さも事実であるかのように書かれた記事を目にすることが多く、
それを目の当たりにするたびに、哀しくなるのです。
もちろん、憤りを覚えることも少なくありません。

 

「何を根拠に書いてるねん ムキー

「ええ加減なこと書かんといてくれプンプンって感じです。

                  

ヘボな占い師は、間違っているという自覚がありませんから、
いわゆる承認欲求が高じるあまりに、
話題になりそうなものを見つけては、
ついつい食いついてしまうのでしょう。

言わばシロアリみたいなものですね。
見かけなくなったなぁ~と思っていたテレビCMも
新たな切り口で復活しだしたようですが。。。

 

閑話休題で話を戻しましょう。
醜悪な記事を流しておいては、悦に入って得意顔になるという、
自己満足するだけの厚顔無恥。
さらに、読む人の気を悪くさせていることにも気づかないという、
救いようのないアンポンタンですね。

 

これって、使っている占術に関係なく、
どのジャンルの占いにも言えることです。
ちょこっと習ったり、本を読んだ程度の知識で、
「占い師」を名乗ってビジネスににする。

ましてや公的な資格でもないので、
ハッタリだけで開業するという、ヤバい奴らが湧いてくるのですオバケ

 

そこで、最も手っ取り早く起業できる占いといえば、
その一つが姓名判断です。
本を買うならサウンドスペクトルB●●K ●●Fサウンドスペクトルさんの棚にも並んでいるでしょう。

「きょう読めば、あなたも明日から占い師クラッカー
なんてこともあり得るのです。

 

叫び      魂      ドクロ       十字架      叫び      魂      ドクロ       十字架      叫び      魂      ドクロ       十字架


……過去には、こんな猛者もいてました……

 

ニコニコ「姓名判断を教えてください」
 

ピエロ「いやぁ、占いなんて儲からへんで」
 

ニコニコ「そやけど、姓名判断やったら覚えやすそうやし、
一番稼げるというか、自信が有るんです
¥
 

ピエロ「それで、なんぼ稼ごうと思ってるん?」

 

ニコニコ「名づけで30万円札束、改名なら50万円札束

                                                               ……(ウォンやなくて円なんかい!)

 

                                    ピエロ「占ってもらう人のことを考えたら、
アナタに教えたくないので、
丁重にお断りしますわ
お願い


叫び      魂      ドクロ       十字架      叫び      魂      ドクロ       十字架      叫び      魂      ドクロ       十字架


……これ、実話ですからね。

 

こんな銭ゲバに名前つけて欲しいって望む人はいなくても、
口車に乗せられる人はいるでしょうからね。
その片棒を担がされるようなことはまっぴら御免です。

 

 

ところで、姓名判断(だけでなく、占い全般)の本本は、
どれもモットモらしく書かれています。
でも、それって書いている側の占い師にとっては、
大切なメシのタネですし、機密事項みたいなものです。

 

それだけ大切なものを、数千円程度で、
著作権料で言えば10%に満たない原稿料と引き換えに
機密事項を書くなんて、
そんな割の合わないことは、フツーに考えればしないはずです。 

 

まあ、本本を出せば知名度が上がるし、
モットモらしく書いておこうということは考えるかもしれません。
それに利用され、本まで購入するなんて、とてもバカバカしいことです。

 

 

実際のところ、
姓名判断は1929年(昭和4年)に日本で始まったものですから、
他の占術と比較しても歴史が浅いのです。
そこに後発の流派が参入し、
「旧漢字が正しい」だの「新漢字が正しい」だのと主張し続けてはいますが、
発展的な検証が進んでいるとは思えないのですよ。

 

ハッキリと申し上げると、
まだまだ未熟、ひよっこ ヒヨコ みたいなもので、
それだけに研究の余地が大いにある分野だと考えています。

 

また、陰陽五行理論と照らし合わせると、
画数理論の解釈を間違っている
のです、
おそらく全ての流派で。。。

それに気づくこともなく、
事件や自己の当事者の心情を推し量ることもせず、
承認欲求を満たすためにデタラメな記事を流す。
当事者を知りもせずに、氏名だけをネタにして、
姓名判断ごっこをしては悦に入って自己満足してるのですね。

 

それを読んで同調するよりも、
占い師なんてこんなものブーって呆れる人のほうが多いでしょうね。
ですから、
記事のアクセス数も伸びないでしょうし、
何のメリットも無いわけです。

 

にもかかわらず、
記事にすることの醜悪さに気づくこともなく、
同じことを繰り返すばかり。
その無神経さと自覚の無さが、
すべての占いの信用を貶めるだけでなく、
真摯に真剣に向き合っている占い師がトバッチリを喰らっているのです。

 

そして何よりも、
事故や事件で悲しみや苦しみを抱えている当事者が、
デタラメな姓名判断で、
さらに心を傷つけられる。

同姓同名の人や同じ名前の方が、
記事を読んで心が傷つくのは変わりません
……そういうことは止めにしませんか? お願いします お願い

 

                        

余談ですが、漢字の成り立ちとやらをネタにして、
「〇という字は……」って蘊蓄を垂れる風潮にも嫌悪感を抱いています。
その手の本も出版されていて、文庫化されているのもあります。

 

漢字の専門家でもないのに、
何ら検証もせずに糊口を充たすために、
見てきたかのように話す。
ギャラのためなら何でもアリかよえー 
世間をナメんなよメラメラ ……って言いたくなるのです。

 

たとえば、名前にも使われている「道」や「真」という字は、
何某(なにがし)先生が言う奇怪な成り立ちではなく、
きわめて自然な字義を持つ漢字ですから堂々と使ってください。

 

 

実際のところ、
名前の漢字や画数だけで人生が左右されるのであれば、
姓名判断なんて楽なものです。
しかし、
漢字が生まれた国・中国の古典籍には、このように記されています。

 

「先に象(カタチ)があり、そこから名称が生まれた」と。
 

つまり、
「象(カタチ)」を知ること、理解することが先で、
それに見合う名前がつけられる、ということだと考えています。
要は「象(カタチ)」を知ること、そこから始まるのです。
名づけも同じです。これを省いて画数で占うのは間違っているのです。

 

姓名学とか姓名判断とかいうものの大半は、
名前の画数だけを重要視しているわけですが、
その人の個性や特性を知ることなく占っているワケです。
勘の良い占い関係の方なら理解できるはずなので、
これ以上の説明は省きます。

 

 

さて、ついズバズバダッシュ!と言ってしまうのが悪い癖でして、
先日の記事をアップして以来、アクセス数が伸び悩んでいることに凹んでいます、
少し。


このような未熟者ですので、
ご指導ご鞭撻のほど、
よろしくお願いいたします。

 

お読みいただき、ありがとうございます。

占い館ルネッサンスの右京でした。