手術のこと。 | 浮遊録。

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好きなものとか、嬉しい、とか。いろいろ。日々のつれづれ。
……まぁ、若干?ゲームネタ多いのは大目に見てくだされ(^_^;

※2012年12月にトリプルネガティブ乳がんを発症してからは闘病記っぽいことも書いてます。「とりねが」カテゴリをご覧くださいまし。

や、あんまりがっつり書かなくてもいいかなーとは思ったのですが。

どうやらこんなおちゃらけた患者の記録でも、「トリプルネガティブ」で検索してお越しくださっている方がいらっさるようで(^_^;)
そういえばあたしがトリプルネガティブ告知された時も、なんか情報が欲しいと「トリプルネガティブ」で検索しまくったなあということを思い出したのでした・・・。


参考になるかはかなり微妙だとは思うのですが、一例として書いておこうと思います。


【手術概要】


・左胸上部のがんを切除する部分切除手術。
・FEC、TCの術前化学療法でがんが3.8cm→1cmに小さくなったのもあり乳房は温存しています。


【手術までの流れ】


・術前検査
 →MRI検査や全身麻酔に対して問題がないかのチェックをする感じ。採血とか心電図とか。

・麻酔科受診
 →アレルギーがないかなどなど、センセイの問診がありました。
  あと全身麻酔についての詳しい説明も。心配事は事前にまとめて聞いとくといいと思います。


【手術まで(入院初日)】


・全身麻酔のため、手術前日から入院します。
あたしの通っている病院では体力温存?のため、前日21時から断食、飲み物は術前3時間前までOKでした…が、この飲み物が曲者。
「乳成分」の入っている飲み物が食事扱いになるため、カフェオレとかミルクティは当然アウト。おとなしくスポーツドリンクとかお茶とかで凌ぐのが吉のようです(…)


【手術】

全身麻酔です。よくテレビとかで酸素マスクをつけると眠くなるっぽい映像が出てますが、麻酔は点滴で入ります(…)あたしも思い切り勘違いしてました(…)

寝てしまった後に計器だとか尿道カテーテル、等の管を入れられ手術開始となります。


浮遊録。-手術説明

ざくっとした絵ですが。青い線が今回の手術でメスの入ったところです。
あたしのガンは左胸上部にありましたので、乳輪に沿って切れ目を入れ、そこからがんを切除するかたちになりました。

左脇の「生検」と書いている箇所は手術時に同時に行った「センチネルリンパ節生検」のために切ったところです。傷口は2.5cmくらい。転移を確認するためにリンパ節をいっこ取ったのですが、これが深いところにあるらしく、センセイ曰く「結構深く掘った」とのことでした(^_^;)

がん切除後は縫合、その上からぺたぺたテープを貼り、更に「空気は通すけど水は通さない」という透明のフィルムをべたんと貼り付けて保護です。

このフィルム、胸に貼ってあった方はしっかりくっついてたんですが、生検の傷の方はシャワー浴びるたびにべろべろ外れて切なかったです(…)動かすところだからしょうがないのかもですが。

あと縫合について、通常抜糸の必要がない糸で縫合するらしいのですが、あたしの場合は切り取った後の胸の形を整えるのに「きゅっと詰める?」ために2針しっかりと溶けない糸で縫ったとのこと。
抜糸された「糸」はあたしの印象では「釣りのテグス?」な感じでした(…)



【術後】


麻酔から覚めて半日(翌朝くらい)は酸素マスク+カテーテル入ったままです(…)
マスクは自分でちゃんと呼吸できるようになるまで(あたしの場合は寝苦しかったので夜割と早くに外してもらいました(^_^;))、カテーテルは翌朝取ってもらいました。

術後2,3日は傷口を圧迫するためにバストバンドを装着します。

バストバンドを外して良くなったら下着に替えるんですが、そのブラは前開きで肌にやさしい素材のものを勧められます。ワイヤー入りは×。
うちの病院では売店に【こちらの商品】 (画像はワコールの規定で転載禁止なので(^_^;))がおいてあり、センセイにも勧められたのですが、あたしはちょうど?らーを出産した時の授乳ブラがありましたのでそれで代用しています。前ホック+パッド入れもあってお肌にやさしい素材なので十分使えますよー。



と、こんな感じです。
術後の外見はがんを切った箇所によく見ればくぼみがあるなあ、という感じですがまあ激しい違和感はないかな。
触った感じは左胸が固い、該当箇所にごぼっと凹みが、といったところ。痛みはないです。
むしろ生検の脇の傷のほうがこすれていてえ、とかそっちが気になりました(…)