今日土曜日の夜勤明けの朝、そのままの足で
先日から盛岡地区への燃油の出荷を開始したJX根岸油槽所のあるJR根岸線・根岸駅へ。
JXの構内への専用線と接続する駅の貨物側線は、緑色のタキ(燃油タンク車)で埋まっており
通常の出荷に加えて、震災対応の出荷をもこなしているようです。
その中で、9時45分過ぎに川崎貨物駅から到着した、返送の空のタキにはこんな車票が
盛岡貨物ターミナル駅に燃油を積載して送られて、任務を終えて帰ってきたうちの一両らしい。
この根岸から、被災した仙台の油槽所出荷分の代わりに盛岡への輸送ラインが、
上越・日本海縦貫・青森経由で開通し少し経ちました。
そして塩釜港の一部が機能を回復して、タンカーの受け入れを再開し、配送拠点が復活。
また今日到着からは、この根岸から上越・磐越西線経由で、郡山貨物ターミナル駅への燃油輸送も始まった。
被災していない地区からのタンクローリーの応援が東北各県へ入っており、
東北道などの高速道路も修理が済み、災害対策関係車両以外の一般車へも開放。
※追記・被災している地域の方々のブログを拝見すると、日々の暮らしに必要なガソリンや軽油の入手に
相当な困難をされているご様子。ガソリンスタンドも一部復旧しているところがあるとは言え、
地域での差があるようで、不急のクルマでの乗り入れは避ける方が無難と考えます。
これらがなんとか被災地での燃料・ガソリンと物資確保の一助となり、域内の動きが活発化して
現地で苦しんでおられる方の悩み・負担を少しでも軽くしてくれる事を願って止みません。
30分ほど、これまでは「当たり前」のはずだった風景を眺められる喜びに浸った後
帰り道の山手駅で一枚撮影を。(画像は高崎線・岡部行 3093列車の模様)
今日も関東甲信越各地域と被災地域への燃油輸送は続きます。
そして根岸へ向かう途中に立ち寄った、東京駅八重洲口のJR高速バス乗り場では
不通となっている常磐線沿線の水戸駅行、日立駅行と言った乗り場に乗り切れない長い列が出来ていて
8時過ぎのいわき駅行は、共同運行の東武とJRで3号車までを連ねて出発している状態。
被災した地域・不通の鉄道沿線への足の確保、こちらもまた切実な問題。
少しでも少しでも、被災地へのモノの動きが良くなります様に。
今までテレビのニュースで暗い情報ばかり聞いていたので、
実際にモノの流れの回復のほんの一角とは言え、自分の目で見る事が出来て、少しだけホッとしました。