http://www.fukeiki.com/2009/06/tokyo-metro-toei-line.html
http://video.aol.jp/video-detail/-/3190975
「首都圏を走る地下鉄の「東京メトロ」(営団地下鉄)と「都営地下鉄」が、経営統合を行うことで合意に達したことが明らかになりました。
JNNによると、都営地下鉄は線路や駅舎などの資産を手元に残したまま、地下鉄の運行を東京メトロに統合する案が有力とのこと。
東京都は、線路などを貸し出すことによって使用料を徴収し、約4500億円と言われる赤字の返済に充てる考え。
首都圏の地下鉄は、東京メトロが収益の高い路線を多く展開しており、都営地下鉄はそれを補完する構成になっていることから、収益力の点で劣り、料金も高くなる傾向にありました。
統合が実現すれば、現都営地下鉄の料金が安くなる可能性に加え、東京メトロへの乗り換え料金もなくなることから、利用者にとっては利便性が高まると思われます。
しかし、経営統合の条件として東京メトロの株式上場が上げられており、昨今の経済状況を踏まえると統合が計画通りに進むのか、予断を許さないと言えそうです。」(ここまで引用)
まだ決定事項ではない可能性が高いですが、利用者サイドからしてみれば
同一地域を走っている地下鉄が、2つの経営主体に分かれているのは
利用区間によっては割引制度があるとはいえ、初乗り運賃を2度取られる可能性もあって
あまりいい事とは言えない。
特に今は、パスネットから発展したPASMOも存在しているので、
利用者側からしてみれば、経営統合によって運賃が共通化されれば、
いっそう両社にまたがる利用の障壁は低くなる。
そういえば、かつて「交通経済学」を大学で勉強した時には
都市圏のゾーン運賃制度などの他国で導入されているシステムの話も聞いたことがあった。
交通機関をまたがるごとに「初乗り運賃」を再び引かれる事を解消し、公共交通の利用促進をするために
同じな都市圏の地下鉄・国鉄・民鉄・バス・路面交通といった形態・経営の違いを乗り越えた企業の協議会を作り
同一の交通パスをその地域内の各線で共通使用して、共通地域運賃を設定して
その収入配分を各社局で分配すると云う制度。
例えば、東京では山手線の内外でゾーンを設定するというモデル案も見たことがある。
実際には、各社の思惑の違いがあって難しいと思われますが
少しでも、交通機関にまたがることで生じる利用への障壁が低くなる事で