国鉄民営化前後の米原駅のきっぷ | うきゃらぴのマル鉄メモ(アメブロ分室)

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 ★大切なのはやめない事とあきらめない事★

日曜日のエントリーで米原駅のことについて触れましたので、その続きのような感じで。。。。


米原駅はJR東海・JR西日本の共同使用駅であり、1987年の民営化以前は名古屋・大阪・金沢のの3管理局の境界が接する駅で、駅自体は名古屋鉄道管理局の管轄でした。

87年3月1日、東海道本線米原-彦根間の局界を醒ヶ井-米原間に変更し、米原駅を大阪鉄道管理局(→JR西日本)に移管。その関係で米原駅発行の硬券乗車券や入場券の様式が名古屋印刷場のものから、大阪鉄道管理局のものに変更されています。


ここではその前後のものの画像をアップしておきます。

86年1月・国鉄時代

上・近江鉄道 

下・国鉄 西口出札 【名古屋印刷場】


88年1月 JR化後

上・JR東海 新幹線乗換え口【名古屋印刷場】 

下・JR西日本 東口出札口?【大阪印刷場】

JR西日本・長距離乗車券 

いずれも西口出札【大阪印刷場】

経由の欄に下線が付いているものは、「新幹線経由」


参考・国鉄時代の往復乗車券 

上・彦根駅発行 米原駅往復 【大阪印刷場】

下・笠寺駅発行 名古屋駅往復【名古屋印刷場】

上の画像のように、国鉄時代も印刷場毎に乗車券類の様式が違っている点がありましたが、

分割民営化された旅客鉄道会社も、引き継いで管轄した印刷場によって

そのそれぞれの様式をも引き継ぐ事になりました。

その後、出札機器の自動化/磁気化や券売機の普及によって、

JRのきっぷうりばから硬券乗車券がほとんど姿を消すまでこれが続きました。


またの機会に、各地の硬券の画像などをアップしたいと思います。