扉を開けると

見たことある懐かしい顔がありました

大好きで大好きで大好き過ぎて

壊したくなくて

はじめて何も告げなかったひとだった


伝えられないから

苦しくって離れてしまった

それでも諦めきれず

いつか会えると信じて

似た道歩いてみることにした

けど保証ない『いつか』を信じること出来なくなっていって

あんなに想ったのに

1年と経たず記憶の奥へ沈んでいった

『いつか』すら馬鹿馬鹿しくなって笑ったり

『あの頃は』なんて思ったりした


私は君の後を追って

住み慣れた土地離れて

優しく包んでくれる君との居場所を選んだ

いつも嬉しそうに

私の頭を優しく撫でる手が好き

「離れないで」という声が私を必要としていると

「ずっと一緒だよ」と自分に言い聞かせているような君が

次第にいとおしくなったんだ



離れてみて

懐かしく思い出して気付いた

『あなたが届かなかったから欲しかった』と

欲張りなわたしはわたしを譲れず

はじめて譲ったのは『すきなきもち』

そうすれば本当に好きと言えるでしょう?と

どこか言い聞かせてたのかもね


たまたま帰った一週間

扉の向こうには

捨てたはずの想いと

あなたが居ました

私は決まった言葉しか出なかった

あなたは沢山を話した

それを思い出したら

またあの頃に戻っちゃうから

もう過ぎたこととしてしまおう

自分自身の余計な詮索は

今ある気持ちを混乱させるだけだから


それは

私のリングと

あなたの左手のリングが

正直に語っているから