残業で暗がり空


見上げても


ビルの明かりと薄い月ひとつ


歩きながら今日あった出来事思い返し


あなたにも今のわたしを


知って聞いて欲しかったと


ただ想う


嬉しいことは倍にしてくれるから


わたしもたくさん知ったから


ホームを歩いていると


あなたに似たひとが居た


あなたではないかと


誰でもない誰かをひたすら見つめていた


『ただ見つめることは愛』だと


本に書いてあって


まだ愛があること解って


でももう居なくて


少し泣いた


電車降りたら会えるんじゃないかと思ったりしたけれど


半ば諦めた先にはやっぱり何も無くて


もっと泣いた


もうずっと


場所も気にせず泣いてばかりで


たくさん泣けば忘れちゃうという思いと裏腹に


たくさん泣いたら目の前に立っているんじゃないかとも


思うようになっちゃった


幻想?夢想?妄想?


確かなのは


わたしがあなたを忘れられないって事ひとつ