十五夜の今日

仕事帰りのホーム

あなたに飛びつこうとするわたし

目の前にいた

けれど薄い影は

夢の残像は

互いにすり抜けて

消えて夢だと知る

わたしはあんなにも笑っていたのに

あなたは確かに居たのに

どうしてそんなの見たの?

十五夜お月さま

見上げると

絵に描いた太陽のように

眩しくて眩しくて

そのほうが夢のよう

雲が懸かれば虹色に空を染め上げ

分厚く消されようとすればより一層増す輝き

涙が

白昼夢思い出し

月の引力に負けて流れ出す

けれど落ちるのは地面

決して月には届かない

あなたとおんなじ

それが現実

十五夜お月さま

おんなじ空と月

見上げていますか?