何もない「カラッポ」は
好きじゃない
横を通り過ぎる綺麗な女の人は
「何か」をもっているようで
見かけだけならそうなれるって
中身が伴わないと意味がない事解ってるけれど




繋ぐものは
一枚の紙切れの予約票
そこには先生の名前とわたしの名前が書いてある
それはあの日から
わたしの宝物だった

診察でも先生に会える日が書いてあるから
だからお守りみたいに
ずうっとたいせつにしてきた


でもこのままだと「何か」がいけない気がして
束になった宝物捨てて
手帳に「病院」とだけ書いて
今立っているけれど
どうして
ガラス越しに写った目は赤いのかな?
なんにも
これからどうして良いかも
わからないまま
一年終わっていくのかな?