こんばんは。
繊細さん看護師のしずくです
私の自己紹介は、こちら
今日は、私が一年目の時のことを書きます。
私は看護師になってすぐ、上京しました。
都会で働くことに憧れていたこと
地元にはないような大きな病院に勤めてみたかったこと
大好きなディズニーランドや
テレビで見るようなたくさんの観光地が身近にある環境に住んでみ
なにより
私のことを誰も知らない土地に行くことが
不安よりもわくわくを上回っていました。
配属は心疾患中心の 
THE 急性期病棟 でした。
私はいずれ地元に帰って働くと決めていたので
地元では学べないような
『大きな病院の急性期の病棟にいく』
『そして、その経験を地元に持ち帰る』
という目標のもと
自分の希望通りに配属が決まりました。
それがなかなかハードな病棟でして…
この病棟にいれば多くのことを学べる！
そう思って選んだのですが
裏を返せばそれは
膨大な量の知識が必要
困難事例や重症度の高い症例の患者様が多いということでした。
毎日毎日勉強しても追いつかず
勤務中はずっと気を張り詰めて
ほんの数分がその人の命を左右するような場面に何度も立ち会いま
たくさんの人と関わる中で
悔しい思いも
悲しい思いも
辛い思いも
苦しい思いも
ふがいなさも
やるせなさも
一生分感じたんじゃないかと思うくらい
毎日直面しました。
忙しく時間に追われ
たくさんの医療器材に囲まれる患者様に
自分ができることの少なさと
自分の力不足を
毎日毎日
感じることしかありませんでした。
そんな中でも
『今日もありがとう』
『あなたが担当でよかった』
『こんなに元気になれると思わなかった』
『退院したらまた会いに来てもいいですか』
『体が楽になったなあ』
いろんな言葉をいただき
頑張ってよかったと思ったことも何度もあります。
でも
数字的に表すとすると
辛さ 苦しさ → 99.8％
嬉しさ やりがい → 0.2%
いや、0.1％くらいかな…
その 0.1％、0.2％ の深さと重さは
私の辛さの9割以上を支える大事なものでした
「仕事は楽しい？」と聞かれて
「楽しい」って笑顔で言えられたことは一度もなく
「看護師になってよかった」
なんて素直に思えたことは、たぶん、一回もなかった
今考えると、
患者様の状態によって
清潔ケアや体位交換に始まり 呼吸器管理 輸液管理 術後管理 離床ケア 創処置 モニタリング ご家族対応 検査に向けた準備 日々の記録 委員会 後輩指導、ほかたくさん…
やることなんていくらでもありました。
やっとの思いで仕事が終わるのは
大体いつも定時から2～3時間は過ぎていて
日勤で家に帰れるのは21時とか22時とかはよくある話
12時間後はもう日勤で病院にきてるな…
清潔ケアの時間だ…
もう前半昼休憩入る頃なんじゃ…
とか思いながら
暗い夜道を帰ることが当たり前になってました。
泣きながら帰ったこともあったし
我慢できなくて病棟で泣いたことも何回もあるし
思い出すと苦しくて 戻りたくないと思ってしまいます
あの時の自分に 今の私が伝えたいのは
あのね
本当によく頑張ってるよ ってこと
今でもたくさんの患者様の顔が思い浮かぶ今
当時の私が
私なりに
できることを一生懸命やっていたと思うのだけど
当時はまっっったくそんな風に思えなくて
褒められても受け取れなくて
課題をやっても勉強しても研修受けても
何しても足りないとしか思ってなくて
新しい知識を得るために勉強しに行ってるのに
学んだら学んだで 今までの自分が知らなかったことを責めたり
とにかく何をどうしても責めていました。
責めていることにすら
気付いていないのですけどね。
この頃、今の自分と向き合う時間をたくさん取っていて
ふと 過去を振り返ったとき
すぐにでも思い出し 感じられるくらい
１年目の辛さが思い出されたので
ブログに残しておくことにしました。
今日は、ここまで…！
読んでくださった方
お付き合いくださってありがとうございました。
全国の看護師さん
もうあなたはすでに 充分頑張っています
『誰かのために』を『自分（あなた）のために』
ナースのためのこころセラピスト
しずく