今日のお花(実) マンリョウ
こんにちは!医師事務 マノアです
カルテを読むコツは?と聞かれて
慣れと答えるのは簡単ですが
何にどう慣れたら良いのか?・・
医師事務は 医療行為をしないので
患者さんの病状や経過や訴えを
見落とすまいと
日々カルテを巡回してまで
情報収集する必要はありません
医師は カルテ(プログレスノート)を
自分が分かるように書くだけで
医師事務が分かりやすいように
配慮なんかしません
その1で書いたように
医師事務がするのは カルテの中から
必要な部分を見つける作業です
診断名?症状?執刀医?麻酔の種類?
次回外来?病理の結果?紹介元?
検査や処方歴?治療経過?
必要な情報の
(記載や結果の)あるもの
(予定や診断や治療が)変わるもの
(オーダーや結果が)無いもの
を効率よく見つけられるのは
この患者さんは「あるだろう」
この〇〇は「変わるだろう」
たぶん「ないだろう」
と見当をつけることに慣れて
ポイントが絞れるからです
どうしたら慣れるか?
医師事務経験が半年なら無理?
3年・・5年・・と
長けりゃできるものでもありません
医療者の中に身を置くことが
慣れへの近道なんじゃないかと
思うんですね
全ては
現場で起きている
病棟での先生同士の会話
回診時 ベッドサイドでの会話
外来診療の裏側で聞こえるやりとり
先生と看護師さんのやりとり
師長さんの ぼやき
薬剤師さんとスタッフの会話
病棟や外来でのスタッフの電話対応
一見 雑音のような ざわざわした
現場の空気に様々なヒントがあり
あー あれはこういう意味なんだ
と 分かってくるし
今すべきこと 次にやるべきこと
何を優先するか・・
クリアに見えるようになります
もちろん現場にいても
我関せずではダメです
結構いますけどね
独り隔たった場所で
カルテとにらめっこ
してる医師事務・・
事務仕事というと 静かな場所が
集中できて効率が良いかと言えば
医師事務に関しては必ずしも
当てはまらないかも知れません