コード講座は基本的に一回が長いです、すんません(笑)。
今回はウクレレのことから少し離れて、コードの構成音の話。
※第1回コード講座「平行移動すべし！」
この回で言いたいことは、
コードの構成音を度数で覚えるべし！
ってことにつきます。
ウクレレコードの型(フォーム)を知る前に、
コードの構成音についての理解が必要です。
コードの構成音を度数で知るということは、
コードの性格を知ることなんですね。
具体的に見ていきます。
Cコード(Cメジャーコード)は、3つの音からできてます。
C、E、Gです。度数表示すると、1、3、5度です。
これはどういう事かといえば、
まずCのメジャースケールを考えるんですね。
Cメジャースケールは、
C、D、E、F、G、A、B、C(オクターブ上のC)です。
C→D(1音)、D→E(1音)、E→F(半音)、F→G(1音)、G→A(1音)、A→B(1音)、B→C(半音)、
というような音の並び(間隔)になってます。
これがメジャースケールの音の並びです。
※Dのメジャースケールは、
D、E、F#、G、A、B、C#、D(オクターブ上のD)、
となります。Cメジャースケールと音の並びが一緒ですね。
ここで大事なことなんですが、
Cメジャースケールを度数表示して考えていきます。
C(1度)、D(2度)、E(3度)、F(4度)、G(5度)、A(6度)、B(7度)
Cメジャーコードは、1度のC(ルート)、3度のE、5度のG
からできてます。
同様に、
Dメジャーコードでしたら、1度のD(ルート)、3度のF#、5度のA
となります。
メジャーコードの構成音は全て1、3、5度です。
Cmコードはどうでしょうか？
マイナーコードは、
1、b3、5度から構成されてるコードです。
b3度はメジャーコードの3度を半音下げた音です。
Cmの構成音は、C、Eb、Gです。
Cm7コードはどうでしょうか？
マイナーセブンスコードは、
1、b3、5、b7度から構成されてるコードです。
マイナーコードにb7度を足すだけです。
b7度は7度を半音下げたもの、つまり、
1度を1音下げたと解釈すると良いです。
Cm7の構成音は、C、Eb、G、Bbです。
CM7コードはでしょうか？
メジャーセブンスコードは、
1、3、5、7度から構成されてるコードです。
メジャーコードに7度(1度から半音下)を足すだけです。
CM7の構成音は、C、E、G、Bです。
C7はでしょうか？
セブンスコードは、
1、3、5、b7度から構成されてるコードです。
メジャーコードにb7度を足すだけです。
C7の構成音は、C、E、G、Bbです。
以上具体的にみてきましたが、
何度も言いますが構成音は度数で覚えたほうが良いですね。
それぞれのコードによって度数が違いますが、
これらはそのコードの性格を表す大切な要素なのです。
コードはそれぞれカラーを持ってます。
CとCmを弾き比べたら分かりますが、
3度(E)がb3度(Eb)になっただけで、まるっきり違う性格に
なってますよね。
曲の中で色んな性格を持つコードが、お互いの良さを生かしつつ共存してるんです。
そしてその共存の中でまた違った魅力も発揮していくんですね。
それが曲の素晴らしさにも繋がるんですね～。
人との関係みたいですね♪
ということでまとめです。
コードの構成音を度数表示すると以下のようになります。
いろんな性格のコードがあります♪
メジャーコード(□)：1 3 5
マイナーコード(□m)：1 b3 5
マイナーセブンスコード(□m7)：1 b3 5 b7
メジャーセブンスコード(□M7)：1 3 5 7
セブンスコード(□7)：1 3 5 b7
マイナーメジャーセブンスコード(□mM7)：1 b3 5 7
アドナインコード(□add9)：1 3 5 9
マイナーセブンスフラットファイブコード(□m7(b5))：1 b3 b5 b7
シックスコード(□6)：1 3 5 6
マイナーシックスコード(□m6)：1 b3 5 6
これ以外にもあるんですが、
まずは、上から5つ、
メジャーコード(□)、マイナーコード(□m)、マイナーセブンスコード(□m7)、
メジャーセブンスコード(□M7)、セブンスコード(□7)、
は頻出ですので、
取り敢えずこれらの構成音を覚えちゃいしましょう。
長かったですね！
お疲れになったでしょう。
これ見て癒されてください(笑)。
次回はコードフォーム(型)の話です！
※第3回「基本の4フォームを覚えるべし！」
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