久々に生で見たパドック。
元気そうだ。
駄菓子菓子!
レースはコーナーで外にささりながら走る。
頭を無理やり反対側に向かせ、なんとかコーナーを回る。
騎手もとても厳しそうな手綱捌きだ。
このロスは大きかった。
前を捉える勢いはなかったが、
直線はタレずに最後までしっかりと走ってくれた。
どんな理由であれ期限内に未勝利を脱出できない馬は
淘汰されなければならない。
これは残酷か?
否。
競走馬として生き残りたけば「勝つ」ことだ。
ヴィアージェンは能力以前に
「勝つ」
「勝って生き残る」という意志が弱かったのだ。
レースを終え、騎手を降ろし、
馬房へと帰るヴィアージェンの後ろ姿を見つめながら
私は一粒の涙をこぼした。
さて、ヴィアージェンよ!
ケガはないか?
陣営はヴィアージェンにこの晩夏最高級のケアとメンテナンスを施し
次なる目的地に導いてほしい。