ぼくらのヴィアージェン9着 | 中山浮世のダイナープレヤデス

中山浮世のダイナープレヤデス

~すべての快楽を手に入れるために~

ラストラン…
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久々に生で見たパドック。

元気そうだ。


駄菓子菓子!

レースはコーナーで外にささりながら走る。

頭を無理やり反対側に向かせ、なんとかコーナーを回る。

騎手もとても厳しそうな手綱捌きだ。

このロスは大きかった。

前を捉える勢いはなかったが、
直線はタレずに最後までしっかりと走ってくれた。


どんな理由であれ期限内に未勝利を脱出できない馬は
淘汰されなければならない。

これは残酷か?

否。

競走馬として生き残りたけば「勝つ」ことだ。

ヴィアージェンは能力以前に
「勝つ」
「勝って生き残る」という意志が弱かったのだ。


レースを終え、騎手を降ろし、
馬房へと帰るヴィアージェンの後ろ姿を見つめながら
私は一粒の涙をこぼした。


さて、ヴィアージェンよ!

ケガはないか?

陣営はヴィアージェンにこの晩夏最高級のケアとメンテナンスを施し
次なる目的地に導いてほしい。