いつもなら、舞浜の高級ホテルにあるイタリアレストランで食事をする僕たち。
だが今日は、彼女の希望でサイゼリヤ西葛西店で食事をすることにした。
カラン♪コロン♪
店内は地元の女子高生やら学生カップルで溢れている。
僕たち二人は、喫煙席を選んだ。
食事中のタバコは好きじゃないが、騒がしい女子高生と彼女を同じスペースに置くわけにはいかない。
サイゼリヤはファミレスとはいえ、イタリア最高級格付けのワインもあり、僕はそれを注文した。
ワインのつまみは、真イカのパプリカソース。
これが絶品だ。
彼女は慣れた手つきで、パスタをフォークに絡めなる。
白い、細くて綺麗な手。
パスタを頬張る彼女の口が艶っぽく見える。
全身黒を基調としたワンピース、
白いパールネックレスのアクセント。
自分より15も年下とは思えない妖艶な雰囲気。
「こっくりさん…こっくりさ~ん…」
んっ?
なんだ、となりの女か?
「こっくりさん…こっくりさ~ん…」
なんだ?緑色の服の変な女がこっくりさんしてるぞ。
「こっくりさ~ん…あっ、半ライスふたつ下さい…フッフー♪」
僕の彼女も眼をパチクリさせながら、こっくりさんしてる緑服の女を見ている。
「こっくりさ~ん…私とタカハシ君の相性を占って下さい~♪」
鳥居みゆきか!?
気を取り直して…
22時過ぎ…
彼女はワインが回っているのだろう。
少々赤らめた頬がかわいい。
スカートの足元が心なしか乱れている。
「見えてるぞ。」
彼女はさらに頬を赤らめ、膝を閉じた。
「もう出よっか?」
「まてーー!!」
なんだ!?
また緑服のこっくりさん女か?
「半ライス~♪こちらのお客さんから♪フッフー♪」
サイゼリヤ西葛西店の長閑な夜である……
