LIXIL INAXの温水洗浄便座「CW-H41 BW1」からPanasonic ビューティ・トワレに交換します!

前回は、一階にあるトイレを、LIXIL INAXの同型から、TOTOのアプリコットに交換しました。今回は、二階にあるトイレの温水洗浄便座の交換です。「CW-H41」は、写真の通り、袖付き型のモデルです。入居時に既に取り付けられていたもので、お好みのシャワーではなかったので、本当は入居時に交換したかったのですが、当時は予算もなく、かれこれ5年近く経過してしまいました。特に故障もなく稼働していますが、交換することにしてみました。

 

  候補は、Panasonic ビューティ・トワレ RRTK50

シャワーは、TOTOの「やわらか」に限るのですが、TOTOは、何かとお値段が高く、ステンレスノズルのPanasonicを経験したことがないので、ビューティ・トワレ を初体験することにしました。

 

購入は、いつもお世話になっているジョーシン様でした。5年間の延長保証をつけても5万円を切るお値段でしたので、物価が高騰している今となっては、リーズナブルに購入できたと信じています。

 

 

 
 

 

  Panasonic RRTK50

前回のTOTOを選んだ時と、全く正反対のポリシーとなってしまいましたが、このモデルは、便座の自動開閉機能が付いた最上位機種です。ナノ・イーの消臭機能もついて、いたせり尽せりですが、その効果はさて、どうなのでしょうか。

 

ビューティ・トワレ は、RRTK50、40、30、20という型番設定で、数が大きくなるほど高機能になります。

 

リモコン部分と人感センサーが、それぞれ独立していて、人がトイレに入ってきたのを検知すると、「ピッ」という音がして、蓋が自動で上がります。

 

どれほどの耐久性があるかわかりませんので、ちょっと出費ですが、5年間の延長保証をつけておきました。

 

が、機能としては、とても便利で、夜中に目が覚めてトイレに行きたくなった際に、蓋が自動で上がってくれるのは、とてもナイスです。人間、堕落すると、一気に堕落してしまいますね。

 

  CW-H41の取り外し開始!

それでは、まず、既設の温水洗浄便座を取り外してゆきます。トイレ内は、結構狭いので、写真はありませんが、トイレットペーパーのホルダーを取り外しておいた方が、作業スペースを広く確保することができます。実際、作業途中で、何度もぶつかることになると思いますので、予め外しておいた方が無難です。

 

STEP1:電源を抜きます

電気が流れているものと水が一緒にあるのは、とても危険ですので、まず、温水洗浄便座の電源をコンセントから抜きます。この際、アース線も同時に取り外すことになりますので、ドライバーが必要となります。

 

STEP2:止水栓を閉めます

我が家は、止水栓が床から出ていて、それが分岐に接続されているタイプです。この部分を取り外してゆくので、止水栓を閉めて、作業中に水が漏れないようにします。止水栓を閉めたとしても、ホース内に残っている水は逆流してくることがあるで、床が水浸しにならないよう、雑巾を敷き詰めておくと良いと思います。

 

写真の通り、止水栓が開いた状態では、黒くて丸い部分が、金属部分よりも高く出ていることがわかります。それでは、ここをマイナスドライバーで閉めてゆくことにします。

思いっきり閉めました。写真の通り、黒くて丸い部分が下に下がったと思います。

これで、水は止まったので、次のステップに移ることが出来ます。

 

STEP3:水を流す

タンク内に水が溜まったままでは、分岐を外した時に、何かの拍子に水が逆流してくる可能性があります。リスクは最小限にしておきたいので、水は流して、タンク内の水を抜いておくことをお勧めします。

 

STEP4:分岐を外してゆく

まずは、止水栓と分岐の接続部分を取り外します。Panasonicの製品には、作業用に簡易なスパナが付属していたので、とても便利でした。この作業では、必ずホース内に残っている水が、取り外した途端に漏れ出てきますので、小さなタッパーで水を受けるようにしておくと良いでしょう。

ちなみに、ここで漏れ出てくる水の量は、写真の通り、あまり多くはないです。おそらく、ホース内には残っている可能性がありますが、取り合えあず出てきたものは受けておくことをお勧めします。この後、便座を取り外したりすると、おの動きでホース内に残っている水が出てくることがあります。

 

STEP5:便座内の貯水タンクの水を抜く

CW-H41は、便座内にタンクがあって、そこに温水を貯めておいてシャワーの際に利用するタイプです。そのため、タンク内には、未使用のお湯がたっぷり残っていますので、それを先に抜いておくことにしました。

便座に向かって右側に、排水用の栓があります。写真では、閉まった状態なので、マイナスドライバーを使って、逆時計方向に90度回転させます。そうすると、この栓を引き抜くことが出来ます。パッキンで硬く固定されていますので、力を入れて引き抜くのですが、引き抜いた瞬間、予想を超えるお湯の量が出てきますので、必ず、大きめのボールを用意しておき、心の準備が必要です。

 

私は、万一の場合に備えて、40リットルのゴミ袋を、マスキングテープで壁に貼り付けておき、水が跳ねても壁紙が濡れないようにしておきました。

結構出てきました。水が止まったら、栓を元に戻して、時計回りに90度回して閉めておきましょう。

 

STEP6:更に分岐部分を分解

次に、タンクからのホースと分岐の接続部分を外します。CW-H41は、写真のようにスナップで止められているので、マイナスの精密ドライバーを用意して、爪の部分を外して、スナップを解除します。解除すると、スナップを取り外すことができるので、写真お通りホースを引き抜きます。

 

STEP7:分岐の最終分解

分岐に接続されているのは、便座への給水ホースだけになるので、その部分を取り外します。CW-H41は、この部分もスナップでの接続なので、先ほどと同じようにスナップを外して、給水ホースを抜きます。

取り外した分岐です。写真右側が、タンクへのホースとの接続部分ですが、タンク側のホースとの再接続には、この部分が必要となるので、取り外しておく必要があります。

付属のスパナで取り外しました。中には、ストレーナが入っていますので、再接続する前に掃除をしておきます。

 

STEP8:便座の取り外しと、固定板の取り外し

これで、接続された部分は全て取り外したので、便座本体を便器から取り外します。CW-H41は、便座に向かって右側奥に、取り外し用のスイッチがありますので、そこを押しながら便座を手前に引くと、簡単に取り外すことが出来ます。日常の掃除でも取り外すことがありますので、ここは簡単ですね。

便座を取り外すと、便座を固定するための固定板が便器にボルトで固定されています。これをプラスドライバーで根気よく回して取り外してゆきます。ボルトを抜き終えると、黒いゴムが穴の中に残りますので、下側から引き抜きました。

固定板を取り外し、拭き掃除をした状態です。この穴は、便器のした方向に貫通しています。この、穴が貫通しているタイプの便器では、RRTK50は、固定板を先に取り付けてから、そこへ便座をスライドさせて取り付けのではなく、便座にボルトを差し込んでおき、その状態でボルトが穴に入るように調整しながら便座を便器の上に置いて、位置を合わせたら、便器のしたから貫通しているボルトをナットで固定してゆくという取付方法です。

 

穴が下まで貫通していない、お洒落な便器では、この方法では取り付けできませんので、オプションのボルトを購入する必要があります。ここは、事前に確認しておかないと、ここまで来て作業が止まってしまうので、かなりのリスクとなります。

 

  ビューティ・トワレ  RRTK50を設置してゆきます

 

STEP9:給水ホースを、便座本体へ接続

RRTK50本体へ、付属の給水ホースを取り付けます。この辺りの作業は、同梱されている取付説明書に記載がありますので、それに従って、本体とホースを接続します。

本体がわへホースの接続部分を差し込んで、付属のスナップで固定します。スナップの方向も説明書に記載がありますので、確認が必要です。

固定が終わりました。結構一体感のある仕上がりです。

 

STEP10:便座に固定用ボルトを差し込み、位置を調整してから固定します。

付属のボルト一式です。写真下側が便座本体へ差し込む部分です。四角い部分は正方形で、どの方向にもギザギザが付いていますので、差し込む方向は気にしなくて良いようです。

 

まずは、長いボルトを便座に差し込んで、そのボルトが、便器の穴に入るように便座を持ってゆき、便器側の穴にボルトを差し込んで便座をおろしてゆきます。

 

便器前方内側の位置と、便座前方内側の位置を合わせて位置決めします。ボルトを下側から引っ張ってみて、ギザギザがうまく噛み合っていることを確認したら、ナットで便器下側から固定してゆきます。

 

ちなみに、RRTK50も結局は固定版方式なので、便座後方のボタンで便座を前方へスライドさせて取り外すことはできます。取り外せないと、お掃除できませんしね。

 

STEP11:分岐の組み上げ

PanasonicのRRTK50は、分岐と便座への給水ホースが一体化しています。当初、分岐がないなぁ、と箱の中を探していたのですが、よくみると、ホースと一体型になっていたんです。

 

付属のパッキンと、既存のタンク接続用のパーツを使って、分岐を組み上げてゆきます。

まずは、タンク側のホースと分岐の接続です。分岐と接続用パーツを組み上げて、タンクへのホースを差し込んだら、元々付いていたスナップで固定します。

最後は、止水栓への接続です。ここで注意しなければならないのは、水漏れを気にして、力一杯締めると、かえって逆効果であるということです。取付説明書には、締め付けニュートンが書いてありますが、トルクスレンチは使えないので、テキトーな力加減で締めるしかありません。

 

とにかく、締め付けすぎると、パッキンが歪んで隙間ができて、そこから水が守れますので、締めた後は、乾いた雑巾で接続分を拭いて、指で触って水漏れしていないか確かめておくことが重要です。

 

STEP12:電源接続

アースを接続し、プラグをコンセントに差し込んだら作業完了です。後は、試運転でシャワーが出ることを確認です。

 

  リモコン取付

一階のTOTOのリモコンは、専用のプレートの在庫がアマゾンで品切れしていましたので、壁に直接ビスを打って取り付けました。ドリルで下穴を開けるのですが、石膏ボードだけの部分は、簡単に貫通しますが、裏側に木材が走っていると、ドリルでの下穴加工が必要になります。

 

 

 

 

と、いうことで、今回は壁に穴を開けたくなかったので、専用のリモコン取付プレートを購入しました。

 

 

 

 

作業前に、トイレットペーパーホルダーは取り外しておいたので、それと戻す過程で、このリモコン設置プレートを挟み込むことになります。そう、ただ、挟み込むだけ。簡単です。でも、その前に、リモコンホルダーをプレート付属のビスで、ホルダーに固定しておいてください。

最後は、蓋の自動開閉用のセンサー設置です。こちらも、壁への取付が前提なのですが、我が家では、たまたま、ちょうど良い位置に、DIYの棚があるので、そこへ置いておきました。今のところ、大人も子供も問題なく検知してくれています。

 

  ビューティ・トワレ  RRTK50お勧めです

RRTK50は、瞬間湯沸かし方式で、使う時だけ電気を使ってお湯を作ります。使う電気の量は大きいのですが、お湯が切れる心配がありません。

 

TOTOのようなプレミストはありません。便座に腰掛けて、センサーが着座を検知すると、ノズルの自動洗浄が始まります。

 

ノズルはステンレス製で、何となく、綺麗な印象。

 

TOTOのような「やわらか」なシャワーではありませんが、水の太さ、強さを多段階で調節できるので、TOTOまでとはゆきませんが、まぁまぁやわらかなシャワーを作ることが出来ています。

 

このモデルも、個人設定が可能ですので、自分好みの設定を呼び出して、快適に利用することが可能です。

 

ぜひ、RRTKシリーズ、ご検討ください!