Arlo Ultra 2を設置してみました。
自宅の監視カメラとしては、既にArlo Pro 2というシステムを使っています。まるっと、2年間使っていて、特に問題はありませんでしたが、唯一、気になっていたのは、録画画像の鮮明さです。一応、HD画質ではあるのでしょうが、実際には、ちょっと気になる品質です。
そこで、4K画質という謳い文句の、Arlo Ultra 2を導入してみることにしました。
1:購入
まずは、購入からです。2022年4月の時点で、まだ、Arlo Ultra 2は日本では発表はされていますが、発売が開始されていません。もしかすると、コストコで手に入れることができるかもしれませんが、会員でないので、知る由がありません。
そこで、最近の円安は気になりますが、Amazon.comから購入することにしました。ちなみに、モデルチェンジ前のため、前モデルのArlo Ultraは、すでに量販店では販売が終了しています。
注文したのは、上のカメラが2台セットになったモデルのArlo Ultra 2と、純正ではない電源ケーブルとソーラー充電器です。日本のAmazonでも、いくつかアクセサリ類は販売しているのですが、選択肢は、圧倒的にAmazon.comが多いです。値段は、そこそこしますが、仕方なくアクセサリもAmazon.comから購入することにしました。
でも、ほとんど中国の製品なので、修行をしてAliexpressから購入する術を覚えると、安く手に入れることができるかもしれませんね。
注文日:2022年4月15日
値 段:Arlo Ultra 2 Spotlight Cameras-2 Cameras : $479.00
Shipping & Handling : $18.51
Import Fees Deposit : $59.82
合計:$558.32
値 段:16ft / 4.8m Weatherproof Outdoor Charging Cable : $13.99
JJMASEE Solar Panel Charger for Arlo Pro4/Pro4/Ultra: $35.99
Shipping & Handling : $14.02
Coupon Discount : -$1.80
合計:$62.20
為替の条件がどんどん悪くなっていっています。結局合計で、日本円にすると約79,000円ほどかかってしまいました。日本で正式に発売された時、これよりかなり安いと、ちょっとショックですね。
それぞれ、順調に発送されて、当初の到着は4月28日と予想されています。が、過去の経験上、これよりもかなり早く到着することが期待できます。
予想通り、荷物は4月20日には成田で通関が終了しました。
Amazon.comでの注文の極意
「注文は、金曜日にしよう!」
Amazonでの出荷作業は、土日は関係ありません。注文が入ると、同日、もしくは翌日には、製品がある倉庫から中継地、あるいは、空港に向けて発送されます。
一方で、日本での通関は、どうも土日は動きが遅いです。そこで、週末に注文して、土日は飛行機の中で、日本の月曜日に通関する様にすると、スムーズに荷物が届きます。今回は、1週間以内でアメリカからの荷物が届きました。
2:開封
配達は、佐川さんです。こちらは、Arlo Ultra 2の方の箱です。いつも通りのAmazon.comの配送用の箱で、テープは、あの、剥がしづらいアミアミのついたテープです。一度たりとも綺麗に剥がせたことがありません。
なので、ビリビリとテープを破りながら箱を開けると、
こんな感じで、若干隙間はありますが、クッション材で隙間を埋めての梱包です。電子機器なので、投げられたり、空港で雑に扱われるのでは無いかと心配でしたが、箱は凹むこともなく、普通に届いて安心しました。
箱は、シュリンク包装されていて、新品であることがわかる様になっていました。高額の商品だけに、嬉しい配慮です。
裏側です。原産地は、ベトナムになっています。おそらく、トランプ関税の回避のために、中国での製造をやめたのか。考えているメーカーは、脱中国を考えている様です。
Arloのアプリは、iPhone、androidの両方が用意されています。私はどちらも利用したことがありますが、基本的に操作感は同じですね。おそらくスマートフォンのパワーに依存すると思われますが、iPhone 13 proでは、Xperia 5iiよりも快適に動いている印象です。
Alexa、Google、HomeKitに対応しています。我が家では、Apple製品が多い割に、Amazon大好きなので、Alexaを使っています。Arloのカメラ画像は、テレビに接続したFire TVや、Echo Show8の画面で見ることができます。
残念ながら、Arlo Ultra 2は、サブスクリプションを購入し、クラウド上に録画を保管して、それを見るという使い方が基本です。ここは、Arlo Pro 2と比較して、非常に残念な仕様変更です。
購入特典として、カメラをアクティベートした時点から、3ヶ月間、無料のサブスクリプションが付いてきますので、3ヶ月間は、アプリで普通に使うことができますが、3ヶ月を経過すると、Arlo Ultra 2の録画は、クラウドには保管されなくなってしまいます。
4Kの画質を活かして、動体を検知した場合、検知した物体にズーミングする「自動ズーム&追跡」という機能が備わっています。これは、ギミックとしては面白くて、一度は使ってみる機能と思われますが、この機能を「ON」にすると、ライブストリーミングと録画が4Kにならないというトレードオフがあります。
このトレードオフは、しっかりと記載して欲しいところですね。でも、考えてみれば、ズームしている時点で4Kのパワーを使っているので、当たり前といえば、当たり前かもしれません。
シュリンクを破って、外側の箱を外してみました。
一段目の重箱は、カメラ、2台です。保護フィルムがレンズ部分、ボディ部分に貼られています。
一段目を取り外すと、スタートアップ用の説明書と、セキュリティステッカーが入っていました。
二段目の重箱を外すと、底にはベースステーション、電源アダプタ、バッテリー、LANケーブル、USBアダプタ、充電ケーブル、取り付け用の台座二種類などのアクセサリー類が入っています。
ぜーんぶ出すと、こんな感じです。ベースステーションは、見た目とは異なり、結構軽くておもちゃっぽいのは、Arlo Pro 2のときと同じです。
カメラは、Arlo Pro 2と比較すると、大きくなりました。
そして、Arlo Pro 2と大きく異なるのが、前面のスポットライト。これは、かなりのグレードアップです。動体検知でライトをオンにできますので、かなりの威嚇効果になります。
充電端子も大きく変更されています。Arlo Pro 2では、マイクロUSBの端子を使って充電できましたが、今回は、専用のマグネット端子でないと充電できません。そのため、今まで使っていた、Arlo Pro 2用の充電ケーブルが使えなくなり、Ultra 2用に購入した次第です。
充電端子の右側にある丸いボタンが、リリースボタンになっていて、これをポチッと押すと、カメラ部分とケース部分を分離することができます。
何気に、PSEマーク、バッテリーに付いています。バッテリーは、純正が一番。安全には気をつけたいですね。
カメラ部分とケース分を分離したところです。Arlo Pro 2と異なる点が、ここにもあります。ケースの底を見ていただくと、金属が見えると思います。この金属が、台座部分のマグネットにひっつくという仕組みでマグネット台座に取り付けます。
実は、Arlo Pro 2の方は、カメラのお尻部分に強力マグネットが付いていて、金属製の台座にひっつく感じで取り付けます。
つまり、逆転の発想ですね。でも、Arlo Pro 2の方は、専用の台座だけでなく、金属部分であれば取り付けることができるので、私は、本体側にマグネットをつけてもらいたいなぁと思いました。
まだ日本では、正式には発売にはなっていませんが、Amazon.comで販売しているモデルにも、ちゃんと技適マークがありました。これで、胸を張って日本で利用することができますね。日本語での注意書きもあり、発売待ったなしです!
バッテリーを納めたところです。
ケース部分を取り付けて、充電端子に標準のマグネットコネクターを取り付けて充電開始です。マグネットは、結構、しっかりとくっつく感じですね。
さすが、純正!一体感があります!
写真がないのですが、ベースステーションにもArlo Pro 2と異なるところがあります。
Arlo Pro 2のベースステーション
・USB端子が2つあります。ローカルストレージとして、USBメモリを接続可能
・Wifi通信は、2.4G帯のみ
・上部にリンクとサイレン停止のボタン
・LEDは3つで状態を表示
Arlo Ultra 2のベースステーション
・底面にMicro SDカードのスロットが1つあり(USB端子は無くなりました)
・Wifi通信は、5Gと2.4Gの両方
・サイレン停止のボタンはなくなり、リンクボタンのみ
・LEDは1つのみ
ベースステーションは、どちらも、独自のWifiネットワークを形成しています。
ベースステーション本体は、WifiルーターとLANケーブルでハード接続しています。カメラやドアベルは、自宅のWifiネットワークのSSIDではなく、ベースステーションが形成している独自のSSIDへ接続されているようです。
従って、カメラの位置とWifiルーターの位置は、電波の強さには関係なく、ベースステーションの位置とカメラの位置が電波状態には重要ということになります。
ちなみに、ベースステーションが形成しているSSIDに接続しようとしても、思い当たるパスワードでは接続できませんので、おそらくセキュリティは大丈夫かと思われます。
と、書きながら、Pickしてみると、なんと、Amazon co.jpにUltra 2が出ているではないですか!発売は、5月12日だそうです。あー。待っていれば良かった。
日本円に換算すると、本体だけだと、71,643円でしたので、故障した時の保証などを考えると、日本の正規ルートで購入したほうが良いかもしれませんね。
私は、柱の一人、「人柱」ですので、気にせず、見なかったことにします。
では、今回は、ここまでで、次回は設置編にしてみたいと思います。