Arlo Pro2を2年間使ってみての感想です。

 

 

自宅のセキュリティ製品ですので、写真が無くて申し訳ありません。

 

最近、MTBではなく、すっかりガジェット紹介の状態が続いています。

今回は、自宅のセキュリティカメラとして購入した、Arlo Pro2という製品のご紹介です。

 

特別、治安が悪い場所に済んでいるわけではありませんが、こういうガジェット、大好きなので、購入して設置をしてみました。

 

1:メーカー選択 なぜに、Arlo Pro2 ?

 

セキュリティカメラには、大きく分けて、次の3種類が考えられます。

 

1)カメラ単独で、バッテリーで駆動し、内蔵のメモリーカードに記録する、いわゆる、トレイルカメラと呼ばれるもの。

 

 

2)カメラと受信装置のセットで創製されているけれど、インターネットへの接続は必要なくて、独自の無線ネットワークで接続して使えるもの。

 

3)カメラとベースステーションで構成され、インターネットに接続された状態で稼働し、録画映像はベースステーションやクラウドに保存され、外出先でもインターネット経由で見れるもの。最近は、ベースステーションを要せず、カメラが直接Wifiルータに接続されるものが増えています。

 

やはり、外出先でも簡単にチェックしたいので、上記の「3」を選択することになるのですが、自宅のセキュリティ製品ですので、聞いたこともないメーカーでは、情報漏洩など気になります。

 

そこで、ルーター製品などでも実績のあるネットギアというメーカーを選択しました。このネットギアが取り扱っているセキュリティカメラが「Arlo」シリーズです。

 

2:なぜに、Arlo Pro2 ?

 

Arloシリーズには、本当に迷ってしまうほど製品があります。

では、なぜ、Arlo Pro2を選んだのでしょうか?

実は、購入した時期には、Arlo Essentialという製品やArlo Pro3といった製品も販売されていました。

 

でも、上記の2つの製品は、基本的にサブスクリプションへの加入が前提の製品だったのです。

 

Arloは、クラウド上に録画ファイルを保存します。そう、そのクラウドを使うためには、有料のサブスクリプションが必要なのです。

 

しかし!

 

旧型製品のArlo Pro2は、何と、1週間はクラウド上の録画ファイル保存が無料です!ファイル数の制限はありません。7日間という期間だけの制約です。

実際、利用してみて、7日間あれば十分ではないかという感想です。

 

そうです。なぜ、Arlo Pro2なのか。それは、運用コストが理由です。

 

3:画質はどう?

 

カタログスペックは、1080pHDです。実際の記録動画は、スマートフォンで確認することが多く、何があったか確認するには十分ですが、例えば、動いている車のナンバープレートが鮮明に映るかというと、決してそうではありません。その代わり、停車していれば、カメラから3〜4メートル以内のナンバーは読み取ることができます。なので、細かいところは検証できないという割り切りが必要ですね。

 

では、いったん、この辺りで、購入した製品のご紹介です。

 

arlopro2j

購入したのは、2019年の7月です。アメリカに行く機会があり、日本で発注しておいて、到着する頃に滞在先に配達される様に手配しておきました。

カメラが2つセットされたモデルです。ベースステーションには、USBメモリが接続できて、ローカルにも映像を記録できるのですが、こちらは、バックアップが基本の様で、メインは、やはりクラウドです。なので、スマートフォンのアプリからは、このUSBメモリのファイルにはアクセスできません。

 

4:電源は必要?

 

結果から申し上げて、「必要」ですね。Arlo Pro2は、バッテリー内蔵で、電源に接続しなくても、長期間、ワイヤレスで利用することができます。

 

が、

 

セキュリティカメラなので、手が届かない、高い位置に取り付けます。したがって、バッテリーの充電の度に脚立をもっての作業になってしまします。

 

そして、何より、動体検知のゾーン指定をしたい場合には、常時電源に接続されている必要があります。つまり、電源に接続されていない場合は、カメラの撮影領域全体が動体検知のターゲットになり、関係ない動作でも記録されてしまうことになるのです。

 

ちなみに、ソーラーパネルで給電していても、それは、常時電源ではないので、動体検知のゾーン指定はできません。ソーラーパネルは、バッテリー充電の手間を、ほぼ完璧に無くしてくれますが、全て解決してくれるわけではありません。

arlopro2j

電源接続のために購入したのは、上の2つです。この他にも、雨樋に壁掛けホルダーを取り付けるベースが必要でした。

 

5:電源接続

 

玄関ドア近くに、たまたま、ガス給湯の電源をとるための、屋外電源がありました。これを利用しない手はありません。しかし、結構、露出していますので、USBの電源アダプターをそのまま挿していると、雨がひどいとショートしてしまいそうです。

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そこで、上の写真の屋外コンセント保護用のカバーを購入し、強力な両面テープで壁に貼り付けました。2年経過すると、両面テープが少し剥がれてきている場所もありますが、まだ、大丈夫ですね。

 

 

これを設置すると、アダプター部分もカバーしてくれるので、少々の雨が降っても大丈夫だと思います。(自己責任)

 

カメラは、雨樋を使って、高い所に固定し、USB充電ケーブルを雨樋に沿って下まで下ろし、近くにある電源に接続します。

 

しかし、ケーブルをそのまま剥き出しにして、風雨に晒すのは、気が引けます。そこで使ったのが、エアコンの水を流すドレンホースです。

 

カメラに接続する部分のコネクタが独特の形状なので、ドレンホースの中をケーブルがうまく通らず、結局、ホースに切れ目を入れて、結束バンドで締めて保護することにしました。

 

これで、充電ケーブルは、カメラのコネクター部分から、下のアダプターまで、ドレンホースでカバーされ、コンセントカバーの中に少し入る感じで、きれいにおさまりました。

 

6:2つ目のカメラ

 

2つ目のカメラは、自宅裏をベランダ近くから監視する感じです。こちらは、残念ながら、近くに外部電源がありません。

 

そこで、ソーラーパネルの登場です。

 

こちらを、ベランダの物干し竿を支えるベースのところに取り付けて、カメラは、またまた雨樋へ固定し、付属のケーブルで接続です。

 

こちら、結構、優秀で、お天気が良ければ、ほぼほぼフル充電してくれます。今まで、2年間、バッテリーが減ってきて70%を切りそうになったのは、本当に雨が続いた時期だけです。

 

ただ、上でも書きましたが、ソーラーから日中に充電が常時されていても、コンセントからの給電とはみなされないので、動体検知のゾーン指定はできません。お気をつけください。

 

7:アプリの使い勝手は?

 

慣れてしまえば、まぁ、普通に使えるアプリです。

arlopro2a

設定が完了している状態で、アプリを開くと、デバイスの状態が表示されます。最新の撮影映像の静止画が、それぞれ表示されています。カメラは、故障時のバックアップ用に、もう一つ購入して、合計3台ありますので、上の通り、3つのカメラが表示されています。

 

それぞれのカメラの写真の部分をタップすると、リアルタイムの映像が表示されます。その状態で、マイクのボタンを押しながら話をすると、カメラ側と通話をすることができますが、品質はあまり良くありませんし、そもそも、ネットワーク越しの映像は、数秒前の映像なので、タイムラグがあることは理解しておかなければなりません。

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ライブラリのメニューを見ると、録画された映像が、時系列に並んでいます。見たい映像をタップすると、動画が再生されます。

 

そう、私は、柱の一人、「人柱」。

 

有料プランを契約していますので、スマート検知と言って、人物、動物、荷物、その他動作一般、といった違いを「AI」が判断して、教えてくれることになっています。

 

カメラが、動きを検知した時、アプリにプッシュ通知をする設定ができるのですが、有料プランの契約がないと、何でもかんでも、動作した場合jには通知が来てしまうことになります。

 

しかーし。有料プランであれば、例えば、「人物」「乗り物」とだけ指定しておけば、他の動作は録画していますが、プッシュ通知は来ません。人や自動車が通った時だけプッシュ通知が来るのです。

 

これは、結構、便利ですよ。うん。

 

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有料プランは、お金がないので、1台だけの、毎月320円のものです。

これで、3台のカメラの中から、好きな1台を選んで、スマート通知の対象とすることができますし、クラウドへの記録期間が長くなります。

 

カメラは、アプリで自由に入れ替えることができます。

 

海外のサービスなので、念のため、メインのクレジットカードではなく、事故に遭っても生活に影響のないサブカードを使っています。

 

8:モード設定

 

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モードを設定することで、カメラが検知した時の挙動を変えることが可能です。例えば、室内のカメラが、人物を検知した場合には、ベースステーションからサイレンを鳴らすといったことも可能ですので、不在には、警報を鳴らすような設定をしておき、外出先からモードを変更するといった使い方ができます。

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ジオフェンスの機能も有りますので、結びつけたスマートフォンのGPS機能を使って、モードを自動で切り替えることも可能の様です。

 

また、カスタムのモードも作れますので、私は、適当に自作して利用しています。

 

9:スマート通知

 

人物検知、乗り物検知の精度ですが、流石に、完璧とまでは行きませんが、90%以上の満足はできる感じです。玄関先の鉢植えの木が揺れた場合に、時々、誤って「動物」と判断されるケースがあります。

 

この誤った場合をフィードバックして、機械学習してくれる様なクラウドシステムだと、もっと使える様になると思います。

 

では、この辺りで、レポートを終えたいと思います。