天気の良い今日の昼下がり、待ち合わせ場所にその女性は来てくれた。
会った瞬間から話っぱなしのその女性は、大阪のおばちゃんよりよくしゃべり元気すぎるほどだった。
タイトルにも書いたとおり、「地震」「津波」「放射能汚染」「風評被害」と東日本大震災の最大の被害者と言っても過言ではないと思う。
福島県浪江町に住んでいたが、放射能汚染のため故郷を出て今は大阪で住んでいるという。
毎月30講演以上をこなす、震災の語りべである。
御年62歳、キレイな服装のキレイな女性だった。
まずはじめに3月11日に堺でする東北震災支援イベント「残響(ザンキョウ)」を説明すると
「うれしい。」と言ってくれた。
続けて、あなた達のような若い方が震災という傷跡を残そうとしてくれているのは本当にうれしい。と。
正直言うと、被災していない自分達が震災支援イベントなどやっていいのだろうか?と悩んでいたこともありすごく嬉しかった。というより心強かった。
それから、震災当日の話や震災後の話、テレビや新聞などでは絶対に報道されない、真実の現場を話してくれた。
ぶっちゃげ耳を覆いたくなるような話ばかりだ。
でもそれが真実で、理解するのに時間がかかった。
ため息し、ツバを飲み、願い、涙し、言葉が出なかった。
さすがは語りべ、僕達が聞くのがキツくなってくると笑い話を織り交ぜて場を和ませてくれた。
1時間半という時間がこんなにも早く過ぎるとは思わなかった。
そして、僕達が現場を見たいと言ったところ、2つ返事でOKと。
さらに、一緒に行って現場を回ってあげる。と。
正直信じられなかった。
月30講演する人がこんなにカンタンにOKと。
たまに「時間がない」と言う自分が恥ずかしくなった。
そして僕らは2月17日~福島県浪江町に行くことになった。
警戒区域内の立ち入りも許可取っていただけるとのこと。
関西では東日本大震災が風化しかかっているのが本当のところだと思う。
距離的な問題もあり、あの当時のテンションを保つのは当然のことながら難しい。
それでも僕達は考えなければならないと思った。
正月に帰れる故郷がないということがどういうことなのか。
震災の2日後に東電社員だけが福島県からいなくなったことがどういうことなのか。
国から非難指示が出て非難した場所が放射能の数値が高い「ホットスポット」だということがどういうことなのか。
国の被災者支援がどんなに雑で乱暴なものなのか。
被災者を食いものにして金をむさぼるヤツがいること。
命ある被災者を国が見殺しにした現状を。
もっとエグイ内容はわんさかあるが。
僕達日本人は全員考えなければならない。
「人間が生きていく最低限の保障」すらできない国に住んでいることを。
そんなカンタンに答えは出ない。
でもひとりひとりが考えることを続けなければならない。
震災で死んでいった人たちは、震災に殺されたのか?
人に殺されたんではないだろうか?
そして、皆さんがご存知の通り、何も解決していないまま今に至る。
今日の内容は重かった?
たまには重くないとね☆
でもこのイベントは軽いよ!
震災を風化させないで、残していこう。
365分の1日だけ、震災のことを思いだしながら、良い音楽と良いお酒。
そんなイベントになることを祈っています。
3.11(日)
東日本大震災復興支援イベント「残響-ザンキョウ-」
19:00~23:00
堺市堺区戎島
カフェ「パンゲア」にて
HIP HOPイベント、ライブDJ、アーティストショーケース、グラフィティーギャラリー、UKORNギャラリー
ぜひ皆様遊びに来てください!
きっと楽しいイベントになるよ☆
少しの工夫で今いる世界はもっと楽しく変わると思う!
UKORNでした☆