今晩は
右近桜月です❀.(*´◡`*)❀.
最近 漢字の歴史について
改めて深く勉強してみました
この字は全て
書道の
書
上のように漢字の各書体を並べてみると
ずいぶん違っていますが
実際にはある時、
急に新しい書体が
生まれたわけではありません
共通の符号としての用を果たしながら
簡化と美化が少しずつ
進められたのです
そして一定段階に達すると
文化の担い手として
磨きがかけられ
その時代を代表する正式書体が
誕生します
その頃にはすでに
速写用の実用略式体もできています
さらに時代が進むと
略式体が正式書体になり
その下にまた、略式体が生まれます
一番右上の篆書(てんしょ)は
漢字最古の書体です
正式書体である小篆が生まれるまで
1000年以上の歴史があります
左の隷書(れいしょ)は
漢時代に入って
正式書体として磨きがかけられ
やがて東普時代になって
正式書体の楷書が形を整えます
そして略式体として行書が生まれます
行書は楷書の 明確さ と
草書の簡便さを
取り入れた書体です
正式と略式体に分けて考えると
行書と草書は共に略式体で
書体としては裏方であるわけです
しかし書が芸術作品として鑑賞の対象として
扱われるようになり
書美表現の素材として
表舞台に登場したのです
なんだか書を嗜んで
いらっしゃらない方にとっては
きっと面白くない
小難しい話になってしまったと思うのですが
漢字が大好きな私は深い深い歴史を知れて
嬉しくも
やや呆然とし
まだまだ勉強することは
山ほどあるなぁと思ったのでした

次は私が考える
書法と人間性について
綴りたいと存じます
今日も一日お疲れ様でした