北前船と小樽・後志シンポジウム 本編 | 書道家 右近桜月 official blog 『至誠』

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福井県出身
若手書道家
右近桜月〔うこん おうげつ〕と申します

4歳から書の道を歩み
22歳で師範より上の最高段位
同人を獲得

『至誠』極めて誠実なこと・真心

〜至誠にして動かざる者は
未だこれ有らざる成り〜吉田松陰先生より


こんばんは
右近月です❀.(*´◡`*)❀.


北前船のシンポジウムについて
まとめます!と前の記事に書いていながら
日々の創作や仕事、事務作業
企業訪問…アポ取り、プレゼンの資料作成など
激動の毎日で こんなにも日が経ってしまいました


いやぁ、いけないですね〜
声を大にして自分に喝をいれたい
時間は作るもの!!

反省です


私が北前船のシンポジウムについて綴るのに
こんなにも時間が経ってしまったのは
実はもう一つ理由があります


今更ですが
ほんと〜に今更ですが

自分のバックグラウンドを見られたくない!
そんなの関係なしに
一.書道家としてみてほしい
という変な葛藤がありました


18歳、大阪にきて びっくりしたことがあった
それは周囲の人は
肩書きも バックグラウンドも
そんなの なぁんにも興味がないということでした
ただ目の前にいるその人が すべて。


地元福井県は47都道府県で
全国学力No.1 を誇っています

福井の県民性は非常に安定志向です
大変良いところなのですが
安定ではなく ひたすら冒険を求める
芸術に生きる冒険者の私には生きにくいっ!!

福井にいた際
名前を聞かれた次に決まって聞かれること
それは
「どこの高校行ってるの?」
親は 何の仕事してるの?」

その子をみる ものさしが
まずは学歴やバックグラウンドということを
私は感じていました

大人の人は私の名字が右近ということで
北前船と少しでも ゆかりがあることを知ると
なんとなぁく態度が変わることを
子供ながらに感じていました

福井で過ごした18歳までの私は
お寺の子だし
とにかく いい子でいなきゃ
勉強もがんばらなきゃ
運動もがんばらなきゃ
習い事もがんばらなきゃ

「〜でなければならない」ばかり
そりゃぁ、辛くなります

そんな風に勝手に自分に圧力をかけて
勝手に
変なプレッシャーを抱えて生きていました


決して 福井が嫌いだったわけではありませんが
大阪に進学のためにでた18歳のとき
私は 新しい自分になれる!
過去の変なプレッシャーすべてから解放された
そんな清々しい気持ちでした


でも県外にでたからこそ
気がつけたことがあります

外にでたからこそ気づけた
みえてきたものがありました
内にいたら外ばかりみるから気がつけなかった


それは 地元
福井の良さ


今は過去の葛藤も変な意地も消化

北前船のことに関しては
あくまで一.書道家として
展示の案内書を書いたり
パンフレットの題字を書かせて頂いたり
北前船の歴史を
これまた歴史深い 書道と共に
発信しようと私なりに考えています


そして何より私を育ててくれた
地元 福井県の1500年の歴史を誇る
越前和紙の魅力を全国.世界に発信したいと
その越前和紙に筆を尽くし
今は関西を拠点に活動しています

書道家として考えていることは
私にしか出来ないことをする
私だからこそ出来ることをする
世界にまだないものを
創造する


これを愚直に考え抜いています


シンポジウムは
一番後ろで 拝聴しようと考えていたのに
関係者席.こんなにも いい席から
勉強させて頂きました

元々 シンポジウムの定員は80名
しかし小樽商科大学の高野先生が
いろんな仕掛けをしたことにより
120人を優に超える方が集まりました
なんと!その参加申し込みの人数により
会場を変更するほどだったそうです


会場に集まった人をみて
私は 感動してしまいました

だってまず、まず地元の河野で
こんなにも人が集まることはないですもん!

父の孤軍奮闘の研究ぶりを
陰ながらみてきたからこそ
こんなにも北前船に興味を示して
足を運んでくださる方がいることに
終始、泣きそうになりました


小樽からみた北前船
それはとても魅力的だった

西廻り航路についてしか
勉強していなかった私には
学ぶことばかりでした

歴史的価値と
観光資源化を考える

歴史的価値については
「北海道からみた北前船」ということで
土屋先生から
多くの学びを頂きました

又、小樽商科大学の高野先生から
「北前船研究と観光資源化の課題」という
実に私自身も興味深く考えていたことを
聞くことができました

そして何より衝撃的だったことがあります!

それは北前船をビジネス展開されている
企業様がいらっしゃることです!!
なんということでしょう。。
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UNGA↑プロデューサーの白鳥様の
素晴らしい発想に度肝を抜かれました

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小樽にちなんだ食品
飴菓子・和三盆・温厚黒蜜かりんとう

そしてクラフト・雑貨では
キャンドル、白帆グラス
タンブラー、バックなどを商品展開され

北前船が培った歴史.文化遺産
(小樽ならではのヒストリー)を
付加価値として
販売チャンネルは
ネット戦略(地域を選ばない販路拡張)
直営店舗 小樽、色内周辺
(小樽の歴史的建造物、札幌……)

何より私の理想そのもので
なんて素晴らしいのだろうと
感じたことは
ターゲットを
30代の女性とされているところです

シンポジウムの会場を見渡しても分かることは
北前船、そういった古くからの
歴史に興味を抱いて下さる方は
高齢の方が多いということです

それでは今後を担う
若い人を引き込むためには?
どうしたら良いか…
大変難しいことです
私自身が今一番 重視して考えていること

そこには挑戦しかありません

それを白鳥様は
すでに事業としてされてらっしゃるのです
お話を聴いてただただ
尊敬の念で一杯になりました

そして白鳥様だけではありません!

株式会社 スリーエスの森本社長様も
「北前船ヒストリーツーリズムの可能性」
ということで
様々な旅行を企画されてらっしゃいます

それは北前船寄港地と
札幌、小樽を結ぶものであったり
北の浪漫シリーズ
旅のけんぶんろく 北海道博物館編
小樽雪あかりの路…

新卒で旅行会社に務めた経験がある
私からみても
森本社長がおっしゃられていた
北前船
物流のほかに
と人、人と文化、人と地域をむすび
交流という文化を育んだ往来
そんな歴史文化・交流の旅に
北前船ヒストリーツーリズムの可能性が
秘められていると確信しています

というお言葉は胸に響きました


シンポジウムで見つかった私の課題
それは書道家として
一人のクリエイターとして
北前船と絡めた
私にしか思いつかない企画を創造すること

しかし
シンポジウムで話を聞いている最中に
思いついてしまった私。


その、ぶっとんだ企画は
次の記事に綴らせて頂きますビックリマーク

この記事を書くのに2時間かかりました
書道をしていたら古典の臨書
どれだけできただろうか…笑い泣き
さっ!今から5月にイベントが控えているので
その準備をしたいと思います

私の夜は長いですよ〜^^


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