最近、図書館の概念が変わりつつあります。
ただ本棚に本が並べられ学習が出来る空間でしたが、新しく考えられた図書館は外観から特徴的なディテール、そして内部は一冊一冊の装丁を見せる様に並べられた本棚、カフェスペースまで設けられています。

早稲田大学構内にある村上春樹ライブラリー。

隈研吾氏の特徴である木材の外観ディテール。

曲線がワクワク感を醸し出しています。



階段の傾斜を利用した本棚と読書スペース。

ファンにはたまらない展示も。

一般にも開放されているようなので、上京時は立ち寄りたいスポットですね。

こちらは大阪中之島のこども図書館。

何と、安藤忠雄氏の寄付で建築されています。

中之島には大阪府立中之島図書館もあり、こども図書館が出来た事で益々大阪の文化の拠点ともなっています。

こちらは児童書の装丁がずらりと並んでいます。

装丁自体がアートなので、この様に見せる本棚は視覚的にもかなり有効的です。

ちょっとしたデッドスペースをも本棚する設計も、面白さが増します。


建物の新陳代謝も考えられた設計も素晴らしい。

既存の図書館も新しい概念を入れてリノベーションしていくと、図書館の価値も見直されて市民の教養の向上に繋がると思います。我が町大野の図書館にも、何かアイデアに満ちた図書館になるといいなぁ。