以前訪れた日本のたてもの展。
会場に入るなり、五重塔など貴重な建築模型がお出迎え。
細部にまで、本物に忠実。
建物の研究の為に、この様に構造が分かるような断面模型が今回の全ての建築模型にありました。
羽根木や隅木など、これまた忠実に。
こんなの見てたら、建築好きの私は一日中見てても時間が足りません。
長い屋根をもたせるには、登り梁や羽根木の存在が重要です。
神殿作りなど、神社の建築様式も興味深い。京都の国宝大仙院本堂も2つにぶった斬ってます。昔、見学に行ったのを思い出しました。
枡形や肘木などで作られたときょうまでも、綺麗に作られています。
国宝松本城。
当時、製材の技術も乏しい時代にここまでの建築が完成した先人の仕事に対して敬意を感じます。
最後に、会場の国立博物館表慶館の階段ホール部分の装飾。ロマネスク様式のアーチが印象的です。
工芸を取り入れた手摺。
この様な美しさを表現するには、職人の技術が必要です。
関東大震災、東京大空襲をくぐり抜けた明治時代の貴重な建築。
これからも美しい姿を残していって欲しいと思います。