皆様、おはようございます。

 今日は10日前の南吉つぁんの山車揃えから、岩滑地区山車出発編をお送りします。
 
 私が岩滑八幡社に着いた時、速報版にも書きましたが常舞台(祭礼時に神子舞奉納の場となる)で南吉の童話「手袋を買いに」の紙芝居上演が行われていました。
 南吉が生前によく足を運んだであろう場所で聞く南吉童話、何か感慨深い物があります。
 さて岩滑地区の二台の山車ですが・・・。
イメージ 1
 
 まだ鞘蔵の中にいました(爆)。
 おそらく天候が天候なので、鞘蔵の中で待機という形になったのでしょう。
 ですが紙芝居が終わった11時30分、拍子木が鳴って出発となりました。
イメージ 2
 
 最初に、南吉が10代の頃所属した義烈組の八幡車が曳き出されました。
イメージ 3
 
 続いて、西組御福車の曳き出しです。
イメージ 4
 
 その頃先に曳き出された八幡車は、左の家の前に止まっていました。
 実はこの家、南吉の生家なのです(下駄屋でした)。
 ちなみに彼の童話「狐」で主人公の文六少年が下駄を買う下駄屋は、この家がモデルとなっています。
  やがて後から曳き出された御福車も到着し、八幡車と「対面」する形で止まりました。
イメージ 5
 
 すると義烈組の囃子方達が、生家に対して御神楽の奉納を行いました。
イメージ 6
 
  それが済むと今度は西組の囃子方達が、やはり生家に対して御神楽を奉納しました。
 一方八幡車の前棚では、三人遣いの人形三番叟の奉納が始まりました。
イメージ 7
 
 先述の「狐」では、この人形の舞う様がかなり印象的に描かれています。
 このように御神楽と三番叟を奉納して貰えるだなんて、南吉つぁんは本当に幸せ者だ。
 三番叟奉納が終わると私はその場を離れて、昼食を取りに行きました。
 
  次回は、出会い編①をお送りします。
 
イメージ 8
 
イメージ 9