建物の2階に位置するこのチャペル。
光は一切差し込みません。
そして、総黒。
光が差し込まないチャペルはいくつかあるかと思いますが、
茶色はあっても、黒は初めて見ました。
それだけでテンションが上がるっていう。
私が光を入れたくなかった理由は2つあります。
1. 雰囲気が天気に左右される
2. 参列者席から写真を撮ると、逆光で人物が暗く写る。
ということ。
1つ目については、思いっきり私の好みの問題でございます。
晴天で空が青々としているのならいうことはないのですが、
曇りで一面白っぽい感じだったり、雨で薄暗かったりしたしてしまうのが嫌でした。
天気ばかりは自分の意思では決められないので、そこは確実な方法をとりたい。
というわけで、初めから天気に左右されない会場を選んだわけです。(のちのち天気に思いっきり左右される演出をすることはあえてスルー)
そして2つ目についてですが、こちらは女カメラ小僧の私のマニアックなこだわりです。
最近は皆さんほとんどデジカメですから、暗い会場はそれはそれで写真が上手く撮りづらかったりするのですが、それはそれ。
ちなみにこの逆行になってしまうという問題はカメラの露光設定をマルチやオートからスポットとかにすると解決できることもあります。
最近のカメラはすごく優秀です。
オートに頼り切らず、自分の設定をしてみるとまた違ったいい写真がきっと撮れるはずです。
まずはぜひお試しを。(ちなみに私の職業はカメラ屋ではありません、あしからず。)
あとは単に雰囲気の好み。
間接照明の映える、薄暗いところが好きなんです。
だから。
そして、ここのチャペルは私たちの気持ちを持っていく仕掛けがいくつかありました。
まず、バージンロードが2種類から選べます。
1. 床そのものの黒。
2. 白い花びらを一面にちりばめたもの。
迷いましたが、私は黒のバージンロードを父と歩きました。
花びらで少し甘さを出すより、会場のスタイリッシュさを存分に生かそうと思ったので。
本当のことをいうと、見学の段階で質問をしていました。
「この花びらは白しかないのですか?」と。
私の中で真っ赤の花びらのバージンロードが、なんとなくこの会場を見て、イメージとして浮かんだんです。
レッドカーペットだと授賞式になってしまうから、そこは花びらで。
だけど、こちらは会場にないので特注になるとのこと。
この会場のいいところは、会場に用意がなくともリクエストがあれば出来る限りの手配をしてくれることです。
もちろん金額も加算されていくのですが。(汗)
というわけで、赤花びらのバージンロードは某金銭的な都合により断念しました。
ですが、黒で大満足でした。
しかも予想外の良さも。
歩きやすいっていう。
ドレスの裾を踏んでしまってうまく歩けなかった私は、ほとんどすり足でバージンロードを歩いていました。
花びらの方を選んでいたら床がうまく滑らず、すり足では歩けなかったと思います。
だから結果的に吉。
そして、こちらのチャペルにも前面に大きな2つのモニター。
普段、結婚式の参列者はほとんど新郎新婦の後姿を見ていることが多いと思いますが、
これがあることによって新郎新婦の表情をモニターで確認することができるというおもしろいシステムです。
ここの会場は本当にモニター使いが“チェゴ”です。
更に、これがたまらなく気に入った部分でもあるのですが、
黒に良く映える光の演出をしてくれます。
まずチャペルの入り口。
柱上の大きなシャンデリアがあります。
それだけ見てもゴージャスですが、
チャペルのドアが開いたとき、ここの前に新婦が立っているととてもキラキラとしたシルエットになってきれいなんだとか。
実際、私は確認できていないのでわかりませんが、そういうことらしくて。
ちなみに先に新郎が入場しますが、そのときはシャンデリアは点灯していません。
あくまで新婦の時に。
これがまた粋。
そして新郎の入場時には天井からのサスペンダースポットが、一歩一歩歩く新郎のペースに合わせて1つずつ点灯してきます。
そして新婦が入場するときは、既にサスペンダースポットが点いてある程度明るくなっているバージンロードを、さらに両脇にあるキャンドル型のライトが一歩一歩歩みを新婦に合わせて点灯していきます。
なんともロマンチックで、スタイリッシュな感じがすっかりお気に入り。
ここはシンプルに行きたかったので、ブーケもとてもシンプルでしたし、チャペルの装花、照明のオプション、すべて最低限にしました。
ま、予算が…という話はあえてしないでおきましょう。
シンプルにして、少しだけきちんと感を出して、
どうせオプションを足すなら他のところにしたかったんですね。
それに、とても気に入ったチャペルだったので、素材を生かしたいというか、特別なことをする必要がないとも思いました。
そう考えると、やっぱ会場選びって大事なんだなと思います。
私たちはぱぱっと決めてしまったけど、本当にいいところに恵まれたなと思います。
感謝。
