百恵&友和といえば、70年代後半に人気だった名?コンビである。
まあ大体、「巨人・大鵬・卵焼き」世代と、「江川・ピーマン・北の湖」世代の中間くらいであろうか。

で、この二人が共演の連続テレビドラマに、「赤い疑惑」ってのがあるんだが、その荒唐無稽っぷりが、伝説的なのである。

たとえばこんな、放送回があった(うろ覚えですけど)。

主人公(百恵)は白血病なのである。
そして飛行機で移動中、なぜか出血が止まらなくなる。
同乗していた医師(主治医と教授の2人、なぜか往診カバンを持参)の判断で、機内で輸血をすることになる。

しかし、主人公はなんと、AB型Rh-であって、乗客の中にAB型Rh-はいなかった。
もうだめだ・・・、しかしなんと、パイロットの一人が、「僕は珍しい血液型らしいんですけど・・・」、といいだす。

「よし、調べてみよう!」
血液を混合して、輸血可能かどうかを調べようってわけだが、どこでどうやって調べる?

「これを使いたまえ!」
、と、教授が差し出したものは自分がかけていたメガネであった。
(メガネのレンズの凹みを利用して混合するのですね)

医師たちが調べてみると、なんと同じAB型Rh-であった。

「よしっ!これで助かるぞ!」
「いや待て、やはりダメだ・・・・、輸血にはクエン酸がいる・・・・、そんなもの、機内にあるはずがない・・・・。」

「あの~、お困りでしたら、これを使えないでしょうか・・・・」
なんと、乗客の中に薬の行商人のおっちゃんがいて、よりによってクエン酸を、しかも客室内に持ち込んでいたのである。

「やったぁ!これで助かる!」

とまあ、こんな調子で、最後は特大の浣腸器のような注射器で、百恵ちゃんの腕に妙に透明感のある赤い液を注入してひとまずはハッピー・エンド。

単純明快な正義感・使命感に裏うちされた行動に複雑な背景などどこにもなく、信じあった者どうし、信じた道に直情的にのめり込める、それはそれは、おおらかな時代でありました。

(本日の画像)気になったかたはドーゾ

giwaku