まず、アルコール性認知症とはってことで
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/alcohol/ya-051.html
このページが1番見やすいかな、と。
まぁ、アルコール依存性からアルコール性認知症に入ってくパターンが1番多いのかな?
少なくとも私のいた職場に入所された方はこのパターンでした。
入所時、この方はまだ60代にも関わらず自分でトイレに行けないほど薬でクタクタになった状態で精神病院から入所してみえたんです。
最初は何でこんなに強い薬で…と思ったんですが、時間が経つと分かりました、その理由が。
アルコール性認知症は認知症ケアの中でも初めてのケアだったので、資料をたくさん読み、看護師ともたくさん話し合いました。
その中でやっぱり自立できる方向に持っていきたいというのが看護師との話し合いで一致したんです。
でも、自立するには様々なリスクが伴う事もあると精神科経験のある看護師に言われました。
感情コントロールとお酒に対する異様な執着です。
最初はこまめに観察し、薬が抜けていけばADLも一気に向上し、カウンセリングではありませんが、お酒に関する失敗談やら欲求を言葉にしてもらったり、散歩など運動をしてもらう事で表情は明るくなりました。
しかし、問題が見えてきました。
人間関係です。
アルコールに依存するようになるというのは、依存せずにはいられない背景があったんだと思います。
お酒に頼れなくなったら見えてくる自分の弱さや脆さ。
そして再びそんな自分に耐えられなくなってお酒に逃げたくなる欲求。
その欲求は簡単に自分を飲み込みます。
実際この方も入所前は入退院を繰り返しているわけです。
そのような形で入院してきて、お酒という逃げ場が無い中、自由が無い施設で何のストレスも無く過ごしていけるか?
非常に難しかったです。
特にうちは高齢者施設だったから余計に不自由さを感じていたでしょう。
次第に利用者に怒鳴るようになり、椅子を持ち上げて殴りかかろうとし、職員の制止で居室へ戻ればテレビを殴り壊すという状況で、精神科へほぼ強制的に入院することになりました。
アルコール依存症というのは、まず依存症という精神疾患が根底にあるんです。
アルコールに逃げ続けた結果、依存症になるんです。
そこからより悪化して発症した認知症症状はよほどの環境が揃わない限り難しいと思います。
唯一の家族である娘さんはここが1番長くいられた。今回は大丈夫かなと思ったのに…と言ってくださいました。
家族も頼る人がいなくて追い詰められる。
それがアルコールに関する支援が行き届いていない現状です。
アルコール性認知症になる前に、依存症と寄り添って行く人生になる前に。
知っておくのも大事だと思います。