回を追うごとに好きが増す『リバーサルオーケストラ』 | お茶の間老婆の戯言

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真央ちゃん(浅田真央)とマリちゃん(元アイドル)を自己中に見守るお茶の間族

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TV誌の番組案内を見た時から、このドラマには期待していた。

内容も好みだし何といっても今一押しの女優、門脇麦が主人公だからね^^

 

初回から私は面白いと思ってたのに、ネット上では不評だったらしい?

『のだめカンタービレ』の二番煎じだとか、韓国ドラマに似てるとか・・・

私も『のだめ~』は大好きだったけど、それとは全く別物として楽しんでいる。

だいたい、傲慢な天才マエストロがポンコツオーケストラを立て直していくとか、

天才音楽家が挫折後に復帰するとか、そういう題材のドラマや映画は他にもあるし、

設定が似ているだけで二番煎じだとか言うのは違うと思っている。

あ、でも永山絢斗がバイオリニストとして登場した時は、お兄ちゃんの永山瑛太も、

バイオリニストでコンマスやってたな~と、のだめを思い出した(笑)

 

絶対に見逃したくないドラマは必ず録画して、見たら消すことにしているんだけど、

このドラマは観る度にどんどん好きが増して、録画を見直すことも多く、

途中から消すことが出来なくなっていった。

今となっては初回から消さなければ良かったと思うし、

特にフルート奏者の蒼が悩む回は消したことをとても後悔している。

蒼役の俳優は、これまでも何回かドラマで見かけたけど、

この役で初めて名前を調べようという気になった。

坂東龍汰、フルートを吹く姿を見て、この子、こんなにカッコ良かったっけ?って(笑)

初音に対するウブな恋心も可愛いし、なんか応援したくなる^^

 

今週(22日)の放送はもう本当に気に入り過ぎて、

 何回も録画を見直しては感動し、好きなシーンは何度リピートしても飽きない。

永山絢斗は元々好きな俳優だが、先日の彰一郎の演技が心に刺さって、

テレビ局のシーンから初音に心境を語るシーンまでを何度も繰り返し見ている。

テレビで初音のことを「僕なんかと比べ物にならないくらいの天才なんです」と言い、

「ちょっと弾いてみてよ、チャイコフスキー、得意だったでしょ、さわりだけ」

と言った時の、意地悪な笑みで挑発するような表情、

初音が弾き始めた時、その技巧に気付いたかのように、

ちょっとだけ眉と口元を動かした微妙な表情の変化、

途中からその音色に素直に聞き惚れているような微笑みの優しい表情となり、

最後は初音の演奏の素晴らしさに心から称賛を送る拍手。

その時の表情は、少し目を潤ませたような満面の笑み。

もうこの一連の表情に繊細な変化を付けた演技にやられた!

そして何よりも、今までの初音への冷たい言動が、

“わざと悪役になった”というような美談仕立てにしなかったことが良かった。

この後で彰一郎が語っているが、初音の本気を“引き出す”ためではなく“試した”わけで、

嫉妬心とコンサートから逃げ出した初音を許せないという気持ちから、

レストランで初音に言ったキツイ言葉の数々は本音だったのだと思う。

ただ、「覚悟がないなら、こっち入ってこないでくれないか」までは本気だけど、

「やっぱり、ステージに立つ資格ないよ、お前には」は、わざと煽ったように見えた。

「さっきの演奏を聴いて、なんか、素直に嬉しかった。

自分でも初めて気が付いたんだ、俺本当は、ずっと初音に戻ってきてほしかったんだって」

これまでの演技でこの心境がすごくよく伝わった。

う~ん、永山絢斗、素晴らしい!と感じた回だった。

ちょっと話がズレるけど、彰一郎が演奏した『チャルダッシュ』、

赤い衣装で氷上をクルクルと舞う真央ちゃんを思い出した。

私は恥ずかしながら真央ちゃんがFSで起用するまでこの曲を知らなかった^^;

 

 

このドラマは、天才バイオリニスト初音の復活と、

オーケストラの存続が大きなテーマになっているが、そこに付随して、

オケメンバーそれぞれの葛藤(家庭環境、実力差、老い、等々)が、

丁寧に描かれていて、毎回心を揺さぶられている。

1人1人のキャラも、それを演じる役者たちもみんな魅力的で見ていて楽しい。

津田健次郎があり得ないような姑息な嫌がらせをする役で出演しているけど、

彼の声も顔も好きなので、イライラすることはない(笑)

 

門脇麦はもうね、初めに書いたけど、今私が1番好きな女優と言える。

可愛い目がめっちゃ好み!

顏の輪郭はちょっと好みではないけど^^;、それを補って余りある魅力がある!

彼女のちょっとした仕草や表情が大好きだ。

特に初音役の彼女はその良さが出ていて可愛らしい。

昔からちょこちょこ目にして、なんか不思議な魅力のある子だな~と思っていたが、

『トドメの接吻』で一気に“大好きな女優”になり、『ミステリと言う勿れ』で好きが更に増し、

『親愛なる僕へ殺意を込めて』はちょっとアレだったけど^^;

今はもう彼女が出るならどんなドラマでも見たい!という気になるほどの一押し女優だ。

 

 

このドラマを観ていると、傲慢でカリスマ性のある天才マエストロ役と言えば、

『のだめカンタービレ』の玉木宏も良かったけど、

私の中では『それが答えだ!』の三上博史が1番だなとか、

初音の父親役で出演している利重剛について懐かしいドラマを思い出したりと、

いろんな思いが頭をよぎるけれど、それについてまで書くと長くなるので、

いずれまた別のタイトルで書くことにして、ここらで締めておこう(笑)