未来への光・・・舞台裏①(衣装・歌詞) | お茶の間老婆の戯言

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真央ちゃん(浅田真央)とマリちゃん(元アイドル)を自己中に見守るお茶の間族

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あまりにも感動が大きくて、
どのようにまとめるか迷っているうちに時間が経ってしまった^^;

私は、番組の進行とは別に、
『ジュピター~未来への光~』というプログラムができるまでの
衣装 ・ 歌詞 ・ 振り付け
という3つのカテゴリに分けてそれぞれをまとめ、
最後に本番とその後について書こうと思う。

その前に、まずは被災地の様子と、
真央ちゃんがどのような気持ちでこのプログラムを作ったのか、
それについて書きたいと思う。


昨年2月、真央ちゃんは東北の被災地を訪ねていた。
なかなか進まない復興の現実を目にしたが、
それでも間を向いて生きる人たちと出会った。
そして、陸前高田市「奇跡の一本松」
大きな感動を受けたようだ。

「あれだけの津波で建物が流されてしまった中、
あの奇跡の一本の木だけが残ったということで、
やっぱりそこはすごくたくさんのパワーがあると思うので・・・」


真央ちゃんは被災地のために何ができるか考え、
震災の年に演じた『ジュピター』を作り直すことにした。

「子供たちと一緒に滑れたら、
夢とか希望を持って滑れるんじゃないの、
という話があったので、このエキシビションは、
スペシャルバージョンで子供たちと一緒に
滑れるんじゃないかなと思います」


現役復帰して試合に臨む中、
スペシャルエキシビションの準備が進んでいった。


【衣装】

真央ちゃんがイメージするプログラム
「最初は暗く始まって、だんだん希望と明るさが見えてきて
みんなで支えあって明るく終わる、みたいな・・・」


被災地にある「宮城文化服装専門学校」の生徒たちから、
たくさんのデザインが寄せられた。
心のこもった作品の中から真央ちゃんが選んだのは、下の写真のデザイン

「動きとこの曲の感じと、色味とか全部イメージした中で、
こっちかなと思います。
なんかこう、流れる感じとか・・・うん、そんな感じがします。」


このデザインに、真央ちゃんのアイディアを取り入れて作られていく。
真央ちゃんの衣装を手掛けてきたデザイナーの指導を受けながら、
宮城文化服装学院の生徒たちは、40時間もの作業が続いたという。
そして、真央ちゃんの衣装だけではなく、
一緒に滑る子供たちの衣装も任されたということだ。

真央ちゃんは練習の合間に、衣装の仕上がり具合を確認したりした。
こうしてあの衣装が出来上がったのだ。


最初、このブログにも書いてしまったが、
2011年の天女のような衣装がとても印象に残っていたので、
ただ単純に、あれ?前の方がいいな~と思ってしまった。
でも、その思いはすぐに消えて演技に見入ってしまったし、
このプログラムに込めた真央ちゃんの思いを聞いて、
この衣装だからこそ「未来への光」というプログラムが生きるのだと
そう感じることができた。


【歌詞】

真央ちゃんが最も拘ったという日本語の歌詞
『ジュピター』の最後のフレーズを、日本語に変えて思いを伝えたい、と。

「ああ・・・難しいな」と真剣に考える真央ちゃん


「まぁ・・・“想う”と・・・」



「前進・・・うん」



「支え合って行く」



「真央たちが、贈る?・・・何かを贈る
今回だったらスケートで贈る」

熟考しながら、「希望」「願い」と、
1枚の紙に一言ずつ書いていく真央ちゃん。
そして、最後に出てきた言葉は「光」
「震災が起きてしまって、やっぱり一度、
“光”っていうのが消えたかも知れないけど、
またその光はまだ続いているんだよっていう、
その光はやっぱり皆が支えあって
また照らしていってくれるのかなっていう・・・」


そして出来上がったのが、この歌詞


歌うのは「LIBERA」
彼らにとっては、日本語の歌詞は初めての経験だったそうだ。
イギリスで生まれ育った忍久保太一君が日本語の発音を教えていた。


その忍久保太一君と、メンバーのキアラン君が
真央ちゃんの言葉について、このように語ってくれていた。


「LIBERA」の透き通るような天使の歌声と
この美しい言葉によって、本当に感動的なラストだった。