おりものシート、つけてますか?
いきなり究極の下ネタ、不躾な質問で大変申し訳ないとは思ってるが、聞きたいことってある。しかも太字だし。げへへ、じゃなくてえへへだった。
女の会話で、セックスの話やデートの話や男の話や化粧品の話のほかに、盛り上がる話といえば、生理とおりものの話は鉄板。
おっとと、だからって言って、デート中に、生理やおりものの話をしては次のデートはないから注意よ、男女ともに。
女性には、2種類のタイプがある。
おりものシートをつけるか、おりものシートをつけないかのいずれか。
えらそうに、またしても太字で言ったけど、そんなの当たり前か。
ちなみにあたしは前者で、おりものシートをつけないんだけど、あたしの周りの友達は、みんなおりものシートをつけている。着用している。いや、装着している。
おりものシートをつけていないことを女子会で報告すると「げっ なんでつけてないの?」と聞かれる。
なぜ、げっと軽蔑の感情を述べられて、おりものシートをつけてないかと聞かれても、つけてないんだから答えようがない。
つけてない理由をひねりだして考えて「必要性を感じないから」となんとか答えたりするが、返ってくる質問は「パンツ汚れないの?」である。
いや、パンツは汚れるよ、と答えると、「じゃ なんでおりものシートつけてないの?」なのだ。再び答えようがない。
なんだかパンツを汚しているくせに、おりものシートをつけてないことが悪いことのように感じる。
別に尻がかぶれやすいわけではなく、おりものシートを装着することを非常にめんどくさいと思うことでもないけれど、とにかくつけたことがないんだから答えようがない。
そんな話を友人との女子会でしていた矢先、あたしのほかにもおりものシートを装着していない子が、ほかにもいたときがあった。
そのときはおりものシートつけているのが2で、おりものシートをつけている派が1だったので、おりものシートをつけてないあたしたちが圧勝だった。
そして昨日、結婚式の二次会の場であるStovesで、その彼女がいきなり「あたしあの後、おりものシートつけるようになったの。」とあたしに告知してきたのだ。
「なにぃ!!この!裏切りもの!」と、藩を寝返った浪士を罵倒するごとく、あたしは罵った。
すると彼女は勝ち誇ったように、「ってゆーか、なんで今までおりものシートつけてないのか、よくわかんない。だって、超楽だよ。あんた、もしかしてまだ、あの、地味にパンツをごしごしやってんのー?」と言ったのだ。
ぐっ と言葉につまったあたしは「…やってるよ。つけてないもん。パンツ汚れるもん。」と答えた。
「まぁ確かに、ちょっとおりものシート高いからね。」とその彼女が言うので、「どのくらいするの?」と聞いた。
「んーと、1ヶ月に300円くらいかなー。」とピーチフローズンカクテルを飲みながら彼女は言う。
一ヶ月に300円。安いじゃないのよ。別に。
「ちなみに、あんたどのくらいのペースでおりものシートつけてるの?」とあたしはブルーベリーフローズンカクテルを飲みながら聞いた。
すると当たり前みたいな感じで、人差し指をぴんと立てて彼女は言った。
「えっとね~、一日、いちまい!!!」
えぇ!?す、す、すっくな!!
「ちょっと、あんた!それ少なくない!?だって、他の友達は生理のナプキン取り替えるタイミングで変えるって言ってたよ!」
「えっ どうして!?そんなにおりもの出るの!?」
「いや、そうじゃなくて、ってゆーか、生理の時だって、別に血があんまり出てないからって、ナプキン変えるじゃないのよ!」
「あぁ!そっか!あたし使用方法まちがってた!」
爆笑である。
今までおりものシートをつけてなかったのに、友人の話からこっそりおりものシートを装着するようになり、そしてそれをおりものシートをいまだに装着していない友達に自慢したのに、使用方法が間違っていて、一日あたり一枚しか使用してなかったのだ。間違っている。
そうしてそんなくだらないことが死ぬほど笑えて、おしっこがちびるほど笑えて、それこそおりものシートをつけていたほうが良いくらい笑えた。
いや、あたしもつけてみようかな、明日から。あっと、いま生理だったわ。残念。
そんなこんなで、ってどんなこんななのって思う疑問はよこっちょにおいといて、本日はまるで東京アリスに出てくるような話の真相を聞きに、ステキだともっぱら噂の友人の彼に会うため、銀座のレストランでお食事会だった。
ザギンよザギン。Z・A・G・I・N!!しつこいって?あらそうですか。
巷のカップルはどのような流れでつきあってるの?と昔からの疑問をおもいきりぶつけるべく、彼女と彼には集中質問攻撃だった。うざい。うざいと分かってるけどやめられない。質問を解決するためにはあきらめない癖がある。星の王子さまと一緒である。
いいなと思って、デートに誘って、さらにいいなと思って気になりだして、好きだと気づいて、それを伝えて、付き合ってくださいと伝えて、なんてロマンチックな恋のはじまり。まるで夢みたい。
彼はうわさどおりたれ目の笑顔がキュートなおだやかな青年で、やさしそうで、おまけに浮気もしなそうだし、ステキなカップルだった。
いいなー!!!!
という具合に、非常にうらやましい。
そんななさそうな恋をポロリと宝物みたいに見つけるのは、きっと運命なんだろうとじんわり思った。
となりに座って笑顔のふたりを見て、あたしもあの人と、そんな風に友人に紹介したりするのは、非常にあこがれると、また気持ち悪いことを思ったりした。
そしてそんなステキな話で、これがメインで書きたかったことはずなのに、タイトルがおりものシートなんて、非常に申し訳ないといまになって思っている。