憑いてる
二度と会いたくない、話題にもしたくない人物っている?私はいる。そして今日、その人物にとうとう声を掛けられた。まず、何故とうとうなのかと言うと、その人物が私と連絡を取りたがっていると、友人に以前聞いていたのだ。勿論、私は一切の淀みも無く断った。「そうだよねー。君ならそうすると思ってたし、私もそうした方がいいと思う」と友人は答えた。その時に、その人物は私を見かけたら、積極的に声を掛けてくるのではないかと二人で予想していたのだ。そして今日、その人物にとうとう声を掛けられた。それは通勤での出来事。毎日利用しているバスなので、バス停にいる方たちは見知った顔だが、今日は新参者がいた。背格好が似ていたので、もしかしてその人物では?と一瞬疑ったが、「いやいやー。その人物が住んでいる場所でこのバス停は利用しないし、汎用性のある背格好だぞ」と私は頭を振った。バスを待っている時、その人物は私の背後にいた。憑いてた。(誤字ではありません)バス乗車後は、一抹の不安があったので、最後部座席に陣取った。その人物は最前列で、進行方向を向いて立っていたので顔が見えない。しかし見れば見るほど、その人物に相似していた。降車前にはその人物にしか見えなくなっていた。バス降車後は足早に歩いた。その人物が私に近づいてくることを横目で窺がえた。その人物が私を観察していることを感じながらも通常より素早く歩いた。駅内へ入る為に駅の外階段を駆け上がった。その人物の視線や意識を感じるので、改札口を通り、トイレに駆け込んだ。暫く経ってから、トイレの出口で付近を見渡すとその人物はいなかった。良かった、撒けたと安心した。そして電車に乗る為に駅内の階段を降りる。最後の一段を降り終わる直前、「uknikkiだよね?」と背後から声を掛けられた。その人物だった。私は顔を上げず無視を決め込んだ。乗車列に並ぶ為、歩みを進め、列で待機をした。顔を上げなかったことで、その人物は私が気付いていないと思ったのか、私の顔の下で手を振ってきた。私は顔を上げず、スマフォを見ている振りをして無視をした。その時、スマフォの画面は表示していない。表示していても画面の内容は頭に入らなかっただろう。その人物は正面に立ってきた。私は顔を上げず、スマフォを見ている振りをして無視をした。「誰だか分かる?」と再度声を掛けられる。私は顔を上げず、スマフォを見ている振りをして無視をした。私は顔を上げず、スマフォを見ている振りをして無視をした。×3回コピペのミスではなく、3回も同じことをしました。繰り返す戦法しか出来ない手数の少ない私。そんな私の最大の攻撃。逃走。、、、えぇ、逃げました。逃げましたとも。通勤ラッシュで混雑している駅構内を川の流れのようにするすると。結果。憑いてきませんでした。(誤字ではありません)しかしね、また出てくるんじゃないかってビクビクソワソワしてました。もうね、お化けですよ、あれは。7月の終わりだし、お化け出ちゃったーみたいな。怖っ。明日も出てきたらどうしよう。ひー怖ー。