シュガーコートフリークス・共通ルート終盤:珠子の成長 | つれづれマカロン

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46歳ひきこもりの
人生楽しみたい日々なのです

ちっともネタバレされたくない!という人は飛ばしてねっ(*゚▽゚)

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このゲームのいちばんのメインヒロイン、珠子
珠子(珠姫)が、最初は自分の生まれが高貴であること、
そして巫女としての力を持っていることを
素直に受け入れていたのに、
(そしてその自分の素直さをいいと思っていたのに?)

攫われて牢に閉じ込められている逆境にあって、
やっと「自分は何も選んでこなかった。受け入れるだけだった」と気づく。
そして、生まれて初めて自分の意志で、
「友だちのところへ帰りたい…」と思う、そういうくだりです。

二流の人は環境に順応する、一流の人は環境を変える、というけれど、
珠子はまさに一流の人になろうとしているところなのかな? と思います。

四人の姫の物語、と銘打たれている『シュガーコートフリークス』。
でも、最初から「姫」なのは珠子とジルだけです。
ジルの「姫であること」問題は本人が強く葛藤していてつらそうでしたが、
珠子みたいに天然ボケで「姫」として働いているのも
痛々しい話だなあ、と思う。

とても尊重され、敬われる代わりに、
人権のようなものが無い「凰国」の皇族。
それにずっと順応してきた珠子が、
ようやく自己主張を始めたというか。

シナリオエロゲはビルドゥングス・ロマンというのが私の主張ですが、
成長したのは主人公のハルだけでなく、珠子もジルもそれぞれに成長していく

ちなみに悪役美少女ライカがいちばんのおきにーりなんだけど、
カノジョは成長なんてしないなあ…。



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