[読書][水野良+横田守] 湖岸の国の魔法戦士 | つれづれマカロン

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Turip ずいぶん前に『剣の国の魔法戦士』を読んで、その内容をほとんど忘れた状態でこの『湖岸の国の魔法戦士』を読んだので、何かと記憶があいまいです。前作で覚えていることといえば、「何か魔法の塔みたいなのが出てきた」くらい…情けない。ミレル・メリッサ・ジーニの三人娘のことはくっきりはっきり覚えていましたけど。


Turip ちなみに前作は紙の本で、今作は電子書籍リーダで読みました。大好きな横田守さんのイラストが大きく見られて嬉しいなっと。


Turip やっぱりライトノベルの元祖時代の作品だけあって、内容はしっかりしていて糖度は低めです。これ、最近の作品だったらリウイを巡って三人娘(今作で四人になるけど)が恋愛バトルを繰り広げますよね…。でも、素直にリウイを愛しているミレル(ただ、ベタベタはしない)、男友達のようにつきあっているジーニ、好意はあるような感じだけどリウイを運命の勇者として尊敬する気持ちが強いメリッサ、と三者三様で、お約束ツンデレとかすごいヤキモチやきとか出てこないところがさっぱりして良いです。


Turip 正直頭が悪い私は、政治的駆け引きの部分は何度か読み直しながら進めました。難しいと言ってしまうとすっごいバカのようで恥ずかしいけど、難しい。全部読み終わってみると何とか状況把握くらいは出来るのですが、読んでいる途中ではかなり混乱しました。『指し手』ルキアルの素晴らしい戦略がよく語られるのですが、頭悪いとルキアルさんがどれほどすごいタクティクスをたてているのかさっぱりです。オリジナル固有名詞も多い多い。特に地名が厳しいですね。


Turip 好きなキャラクターはジーニと宮廷魔術師ラヴェルナです。格好いい女の人が好きなのです。ラヴェルナの旦那さんの…レムリアース…じゃなくて、デスタムーア…じゃなくて、ローンダミスでした。こういう時電子書籍はぱらぱらっとできないから困る。少しでも覚えていれば検索すれば早いけど。何の話だっけ。そう、ラヴェルナとローンダミスの夫婦の関係がとても温かくて羨ましいです。


Turip しかしリウイって征木天地さん並に特に個性のない方だ。きちんとした考えを持ち、勇敢で立派な若者、という色しかない。それが悪いわけではなく…まあ、色とりどりの料理を受けとめるご飯のような存在だなあ、と。


Turip 物識らずにも程があってほしい感じですが、『魔法戦士リウイ』シリーズ『~の国の魔法戦士』はどういう風に読み進めるのが正しい読み方なのかもよく分からないっ。『旧版』と呼ばれているから『~の国の魔法戦士』から読んでみたけれど、Wikipediaを見ると書かれた年代はほぼ同じなのですよね…。次作の『砂塵の国』に行く前に、『魔法戦士リウイ』の方の一巻を買ってみて読んでみようかな、と思っています。


Turip 元邪竜、現在はリウイのペット(嘘)クリシュや、竜司祭の娘ティカなど、いかにも昔のT-RPG、という感じでいいですね。いや、テーブルトークRPGやったことないですけど。私の学生時代にはよく公共施設でイベントが開かれていました。即売会イベントと勘違いして行ってしまって、「今日は即売会じゃありません」とドアに張り紙がしてあったことも。恥ずかし情けない思い出でした。