【エロゲ体験版】紫影のソナーニル体験版感想:Part6/6 | つれづれマカロン

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46歳ひきこもりの
人生楽しみたい日々なのです

 

 

 えっちなシーンの感想はありません。体験版ですけれど、第3章のネタばれになっていると思いますので、プレイする前の人は注意してね
 
戦いが済んで、夜が明ける。リリィの地下鉄は、動き出そうとしていた。ユリアナとカトリーンは見送りに来る。カトリーンはリリィに大切な「ならないオルゴール」を渡してくれる。泣き出しそうになるふたりを、ユリアナの手が優しく包む。鉄でできているのに、柔らかく、暖かい…リリィは、「お母さん」というものを知ったのかもしれない。
 
 寂しくない、と強がるカトリーンが「世の中ほんとにしあわせばっかり。」と言ったときに、泣き出しそうになりました。お母さんのユリアナはもう鉄の身体から戻らないけど、あの「毎日記憶が巻き戻る母親と暮らす」残酷な日々は終わったのです。そして、ユリアナがリリィに「あなたは強いけれど、無茶をしてはダメ。帰りたくなったらいつでもここにいらっしゃい」と言ってくれたのを聞いて、本当にリリィは「母親」を得たんだと思いました。カトリーンは「妹」かな。
 
同刻:地上。エリシアはクイーンズブリッジ団地を後にする。ふと振り返ると、何かの音が聞こえた気がした。声も顔もわからないけれど、君の名前と誕生日を忘れないよ、カトリーン。
 
 エリシアの体験とリリィの体験は微妙にかぶっているのですよね。エリシアが地上で眠ると、地下のリリィも眠たくなったり。この辺の謎も、解きたいひとはAmazonかソフマップかメッセサンオーか、とにかくポチれー。わたしは何だかもう第3章でお腹いっぱいなので、当分はいいです。ごめんなさい、ライアーソフトさん、タダでこんなに遊んでしまって。
 
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間章 ふたり
 
 体験版のラストに収録されていた、短い章です。エリシアとアランの馴れ初めが書かれています。読みたくないひとは回れ右です~
 
高校生時代のエリシア。家庭教師のアランに恋をしている。きっちりと計画を立てて、初めての遊園地デートに明日、臨む。空が好き。アランが好き。好きなものが増えていくのはしあわせなこと。
 
 きっちり予定を立てたデートが上手くいかないのはフィクションのお約束ですね (現実でもわりとそうかも……) 好きなものが増えるのはいいことですよね。Born to Enjoyですよ!
 
第1の失敗。寝坊して大遅刻。2時間アランを遊園地まで待たせた。第2の失敗。混乱。理系大学生のアランの話についていこうとして、頭の中がぐるぐるに。第3の失敗、錯乱。高いところ苦手なのに大観覧車に乗ってしまい、てっぺんで怖くてアランに抱きついてしまった。
 
 うんうん、エリシア可愛いかわいい。高校生のデートってこんなものですよね。でも、話題についていけないなら、「わからないです」と言って易しく解説してもらうのが素直で良いとおもうな。あと、遊園地の食堂ごときで牛フィレ肉のソテーなんかが出るこの街の遊園地は凄いです。
 
アランは、それでも今日は楽しかった、と言ってくれる。「せっかく空が綺麗だったのに……」とがっかりするエリシア。空は灰色。エリシアが生まれた時から灰色。蒸気機関の発達で、人類は青空をなくしていた。アランはエリシアを上向かせて、白い空をエリシアの瞳に映す。そして、「青、という単語が各国語から消えて久しいけど、君の瞳は『青い瞳』と言うんだよ」と微笑む。
 
 ついに体験版終了です、ばんざいです しかし、青空が無くなったからといって、青を表す単語までなくなってしまうものでしょうか。ジーンズやツユクサの色はなんと呼ぶのでしょう。しかし、この初々しくてちょっとおばかなエリシアが、アランを失って5年で、廃墟を一人旅するクールビューティになってしまうなんて……時の流れって凄いです。

 

 
 

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