- 空也IN不思議の園 1 (MBコミックス)/めるへんめーかー

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空也は、寺海佐和は海である、という確信を持つようになっていた。そのことを古い温室で月穂に話していると、上級生の杳子がやってきて、最近、佐和に下級生の日本人形のような美少女がべったりとくっついている、と告げる。薔子というその女の子は、佐和(=海)の祖父が女装をして女教師をしていることを知ってしまい、佐和に親しくするように強要していた。
空也は佐和が実は女装した海ではないか、という自分の疑問をはっきりさせるべく、佐和に思い切って申し込む。「いっしょにお風呂に入ってください!」。佐和(=海)は空也が問題の核心に迫っていることを知り、どうしたらいいのか悩む。
佐和がいつも授業をエスケープしている保健室。眠っている佐和に「海、起きて」と呼びかけると「祖父ちゃん、もう少し…」と寝ぼける佐和。目覚めた佐和にこんどこそ問いただそうとしていると、薔子が入ってくる。佐和に甘えて、具合が悪いのでベッドまで抱いて行ってほしい、眠るまで側にいて欲しい…そして、空也に「じゃまだから出ていって」と冷たく言う。空也は泣きながら保健室を飛び出す。
迷宮の森の中で、月穂が空也を引き止める。泣いている空也を見て、月穂は「どうしても海じゃなきゃだめなのか。俺も空也が好きだ」と告白する。でも、薔子の想い、月穂の想いに混乱した空也は月穂を振りきってさらに森の奥へ逃げていく…。
夜になっても戻らない空也。薔子は先生方に報告してみんなで探せばいい、と言うが、佐和は「空也は自分を待っている。空也が一番大切だから自分が探しに行く」ときっぱりと言い切る。薔子はお祖父さんのことをバラす、と脅すが「好きなことを言っていいよ、薔子姫。もう振り回されるのはうんざり」と、佐和は振り向かずに森へ入っていく。
森の奥でふたりは抱き合う。「海なんでしょう?」と訊く空也に「その名前も持っている」と答える佐和。新月の晩だけ男に戻れることを告げる。「魔法をかけられたの? でもいいわ、あなた、海だわ」。佐和の眼鏡と髪を結ぶリボンを解いて、海の面影になった彼女と空也は優しくキスをする。


高校生時代に雑誌『おまじないコミック』でこの短編を読んだとき、その我が侭美少女ぶりと「薔子」といううつくしい名前にとても惹かれました。はっきりいって薔子は悪役でお邪魔虫なのですが、それでもわたしは38歳の今でも薔子が大好きです。めるへんめーかーさんの美少女は西欧系が多いので、厚ぼったい黒髪の日本人形のような美少女、というのも新鮮でした。空也が佐和と親しくしたときにはいじめにあったのに、薔子がその対象にならないのは、始めから女性が好きだと広言しているから、だそうです。
嫌な子なんだけど憎めない
そして空也は、「海は心変わりして薔子が好きになったんだ」と思い込み、迷宮の森の中へ走りこんでいきます。…前回も悲しいことがあったとき森に飛び出していってしまってなかったですか
空也、方向音痴なくせに何でそんなに迷宮の森のほうへ行きたがるのやら。佐和が薔子をベッドまでお姫さま抱っこしたりしたのは、もちろんお祖父さんの女装の件を握られているからです。
」と思っていましたが案の定でした。空也は美少女だし一途だし…古い温室で孤独に過ごしてきた月穂にとっては眩しいくらい可愛いだろうな、と思ったんです。とーこーろーでー、どうして空也はまた森の奥へ入っていってしまいますか
ひとりじゃ帰れないって分かってるくせに
構ってちゃんなんですか、意外と(*゚▽゚)
これ以上もなくこっぴどく。「空也がいちばん大切」と言い切った佐和を見て、月穂は「敵わない」と自分の恋を諦めます。ものわかりのいい子で、可哀想です…('-'*)
月穂にもいい恋が訪れるといいね。
でも、個人的には心が通じ合っていれば、肉体なんてどっちの性でもいいじゃない、と思うわたしは適当すぎるのでしょうか(*゚▽゚)
