![驚き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/619.png)
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2024年5月のふりかえり。
とりあえずランはなんも言えねぇ…
GWもあったのに後半はホント走れなかった
キロ5で5000程度を週イチ。
スイカに向けてスピード練習をと思ってたのにそれどころでなくこれが限界でした。
ブンカツは
読書4冊
後半2週間で一気読み。
元テレビ東京「ハイパーハードボイルドグルメレポート」の上出遼平さんの最新著作。
これめちゃくちゃ面白い!!!!
タイトルにすっかり騙されたけどかなり手の込んだエンタメ野心作。
作品の構造そのものがネタバレに関わるのでなんも言えねぇ!
こちらは別大前にフラッと入った別府市内のの超絶オシャレセレクト本屋で手書きのポップに「2023年のベスト本」と店主が激推ししてたのですぐ図書館にリクエストしようやく読了。(←買えよ)
硫黄島の遺骨収集について長年に渡り取材した北海道新聞社の記者の執念の一作。
硫黄島というと最高司令官・栗林中将の伝記、梯久美子の「散るぞ悲しき」が秀逸ですが、こちらは戦史というより遺骨収集団に参加する為に転職して北海道新聞社に入社し、休みや自分の時間を使ってこつこつ取材を重ねてきた一兵卒の記者の渾身のルポです。
2万4千人が亡くなったのに日本に帰ってきた遺骨は1万余。あとの1万人の遺骨は一体どこに?とミステリのような展開にグイグイ引き込まれ、遺族や関わっている人達の思いを喰らって涙なくしては読めません。
映画は2本
・悪は存在しない ★★★★
・関心領域 ★★★★
どちらも偶然ながら「悪」とは何か?をテーマにした作品。
終始モヤッと何とも言語化できないイヤーーーーーな感じが、人間とは単純に悪人と善人に二元化できない生き物であることを痛感させられますが。
濱口監督作の悪は存在しないは衝撃のエンディングのぶっ飛びさ加減で一瞬戸惑うも、後から後から思考が波のように襲ってきて1週間は魂待ってかれましたね。
関心領域はもうね、言わずもがなですが
「愛」の対義語は「無関心」である。これに尽きます。
アウシュビッツ収容所の壁一枚隔てた場所には別世界が広がっていて、一見平和で豊かな暮らしが営まれている。
もはやコントみたいでしたがこれが現実。
博物館になった現在のアウシュビッツの姿が登場しますが、私は添乗で行ってるんですよね。
ただその時は入社3年目、全行程英語ガイドの通訳もしなきゃであまりに必死で余裕が無さすぎて悲惨な光景は目には映っているのに気持ちが追いつかなくて、現地でのこの瞬間は関心領域になかった気がします。
2年ほど経ってからあの時自分が見たものを自分なりに検証始めて20代後半は戦争についてばかり考える時代が到来します、、、
人は見たいものだけを見る、見えないものは存在しないもの。
無関心とはかくも恐ろしい。
なんだか考え込む月でした。