豊臣秀吉は言った。



「金も地位も名誉もいらないと、欲得で動かない人物ほど恐るべきものはない」と。

西郷隆盛などがまさにそういう人物だった。


明治維新の最大の功労者で、

賞典禄三千石という破格の恩賞を下賜されながら、

そのすべてを

「未来を担う若者たちのために役立ててもらいたい」と寄付した。


その寄付は、築地に設立された

日本初の海軍兵学校の運営資金に充てられた。


自らは東京に家を買わず

弟の家に居候した。


維新の立役者たちのほとんどは

維新を見ることもなく非業に倒れ

その腰巾着たちが

維新生き残りの志士として

新政府で幅をきかせていた。

豪華な屋敷に住み、妾を侍らせ

政府への出仕は馬車。


西郷はそれを尻目に見ながら

徒歩で役所に通った。


昼飯も、他の者が豪華な仕出し弁当を食っていたのに対して

西郷は握り飯を食っていた。


岩倉具視が見かねて

西郷に

「あなたは維新の最大の功労者。

そのあなたがそんな質素な生活をしていては、他の者がやりにくい」と

苦言を呈すと


西郷は、「庶民の生活は苦しいまま。なぜ我々政府の人間だけに

贅沢が許されるのか」と答える。


無欲で誠実であればこそ

西郷の周りに多くの人が集まり

幕府を倒す力になった。


昨今の自民党の政治家の醜さ。

器小さく、何一つまともな政策もたてられないのに、大物ぶることだけは知ってる。

あと、血税を着服することも知ってるか笑。

「政治は民のために」

西郷隆盛の信念だった。

そこに私利私欲の入る余地などない。


今を生きている多くの人たち

後に続く世代の人たち

それらのために政治を行うのが政治家であり、自民党の政治家などは

政治家と名乗る資格はない。


「西郷が西南戦争で敗れて

城山で自刃したあと、日本には健全な野党が存在しなくなった」と司馬遼太郎は言った。

そろそろそういう状況に終止符をうつべきだろうな。

自民党みたい汚物政党がいつまでも好き勝手できないように、いつでも政権交代可能な強力な野党を作るべきだよな。