ガンダムの作品では人間関係の縮図がうまく書かれています。


特にビジネスの世界に共通するものが多いです。


今回はガンダムのアムロの育成について、書いていきたいと思います。


ガンダムが見たことない方にもわかるように書くのでよかったら見て下さい。


主人公のアムロは凄い人間ではありません。


現にストーリーの前半は強くなく、平凡な少年です。


アムロは最初の方はガンダムの性能に命を救われていることが多いのです。


なぜアムロはヒーローになれたのかと言うと、

上司や組織、周囲の中で認められ、ガンダムに乗せてもらえたからこそエースになれたのです。

アムロは偶然の事故で最初ガンダムを運転することになります。

それなのに第2話には、すでにブライト(上司)がアムロに対し
「甘ったれるな!                   ガンダムを任されたからには貴様はパイロットなのだ。この船を守る義務がある!」
と厳しい言葉を投げるのです。

それに対し、アムロは
「やれるとはいえない。けど、 やるしかないんだ」
と不安とプレッシャーを滲ませながら返事をします。

この言葉を本人に出させたというところで、本人の意欲を沸き立たせてるのがわかります。


アムロにプレッシャーのない仕事のみを渡されていたらどうなっていたでしょうか?

例えば、ホワイトベースの掃除係や食事担当のみ与えられていたら、アムロ自体は安心感は得られるがアムロがエース級の能力を得ることはないでしょう。

アムロがエース級になれないとなれば、組織にとっても大打撃でしょう。

新人育成で大切なのは新人が潰れないほどの適度なプレッシャーが必要なのです。

物語の最初はシャア(敵)が全力で攻撃してもアムロはガンダムの性能に守られ、ケガもなく死ぬことはありません。


プレッシャーは必要であると言ったが、それと同時に厳しい状況でも潰れないセーフティー機能が必要です。

適度な緊張感を味あわせるために、少しハードルを高めの仕事を与えるのは良いですが、その仕事に達成までは求めてはいけません。


あくまで上司の方は達成するためのアドバイスしたり、手助けをして道のりの支援をしてあげて下さい。

あなたが、ガンダムの性能になり、アムロという名の部下を守って下さい。

これを見て気づいた方もいると思いますが、
成長に必要なのは部下の才能じゃなく、環境が必要なのです。