チャべス大統領の死の意味をサウジアラビアの脱石油政策に見る | 120歳笑って死にたい我が道人生おかんナースのブログ

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美食同源の料理研究とキッチン画家修行目指し
只今、ゴミ屋敷脱出作戦決行中でございま~す。

サウジアラビアと日本


こちらの動画を
改めて観るとよくわかる

かつての
サウジアラビアの石油大臣が


「石器時代が終わったのは
石がなくなったからではない」



と述べたという


次世代エネルギーやEV車の台頭と

世界のエネルギー事情が
急速に変化してきていることに


石油依存度の高いUAEだって
脱石油のマスダール計画を進めている

サウジの国政のトップも
危機意識を抱いている

それもそのはず

石油依存度85%

この豊な資源

オイルマネーで
民族衣装を着ている自国民の
若者が25~30%の
自発的失業状態を招いており


日本の支援で職業訓練校が
2009年に設けられているという


外国人労働者がたずさわる
額に汗を流す
ブルーワーカーの仕事は

自分達の仕事と見なさない

それゆえに
働き口がない


やる気がない

医療費も社会福祉も教育も
様々なものが無料

こんな食うに困らない環境で

やる気など出す必要もない


けれど

それに甘んじていると
時代の潮流に取り残されていく


サウジをぬいて
べネズエラが石油埋蔵量No.1
になったとしても


石油という資源に
依存しきっていたままでは
エネルギー転換が起こった未来に
完全に国家が破綻してしまう


この点から
チャべス大統領のこのタイミングでの
死の意味を考えると


貧困層に手厚い政策を
オイルマネーをつぎ込んで
取ってきたことで


国家独立後も
植民地時代からの名残で

貧富の格差が著しく
国民の大半が貧困層であった
その格差を縮小させている


けれど


同じ貧困層であっても
反チャべス派には
家電製品などの
無料配布が行われないなど


歪な局面も垣間見る



賛否両論あった存在であったけれど
チャべス大統領の死後の
大統領選挙の
民衆の状況を観ていて感じるのは


ようやく


富裕層と貧困層が
対等な土俵に立てたのではないか
と思うのである


チャべス大統領以前は
極一部の富裕層が
金と権力で支配していたが


無力な貧困層の意識改革が

群集力という力で
金と権力に
立ち向かう状況が生まれた


軍産複合体と表裏一体の
多国籍企業にみる資本主義の
なんちゃって民主主義の押し売りも
チャべス大統領が目指した
21世紀の社会主義も


真の意味で人類に
幸福はもたらさないのかもしれない


額に汗を流し労働する喜び
人に必要とされる喜び

安心安全に
暮らせる衣食住の環境

秩序や礼節ある
真の意味での自由の喜び


こんな人間の根源的な尊厳が
人類に幸福をもたらすと思うのだ


医療も福祉も教育も
何から何まで無料という
社会システム


それが永続可能な財源によって
実施されていくのなら
問題ないのかもしれない


けれど


時代は常に変化している


この流れを止めることなど
人智の及ぶところではないとおもう


ならば


人類は常に柔軟な能力を身につけ
その個性を活かしあい

変化に対応できる社会システムを
模索していく必要があると思う


依存ではなく

共存共栄

互いの能力や個性を活かしあう
人間の尊厳に基づく
循環型社会システムこそ


未来に必要だと思う


チャべス大統領も
そんな未来地球のための
プロセスとしてのキャスティング


そんな気がする

緊急取材!ベネズエラ 反米大統領チャべス死す


軍産複合体に利用された?
アインシュタインの名言の中に


おかんが好きな言葉がある

過去記事のダウンより

アインシュタインからの警告?現代社会を築いた交流の発明者ニコラ・テスラの再研究が未来を開く?

平和は力によっては
維持できない
理解によってのみ
平和は達成される。


成功する人間に
なろうとしてはいけない。
むしろ
価値ある人間になろう
としたほうがよい。



今、アップサイクルなど
付加価値の高いものが注目を集めている


人々は価値あるものや
価値ある何かを

今求めはじめている

一方的な
押し付けビジネスが
苦戦している事からも
みてとれる