脳画像診断で解ったアスペルガーの海馬回旋遅滞症 | 120歳笑って死にたい我が道人生おかんナースのブログ

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【脳画像診断医、加藤俊徳が語る】海馬回旋遅滞症とは?





海馬回旋遅滞症について以下抜粋ダウン

得手不得手のギャップが大きい「アスペルガー症候群の脳」
 知能障害がないアスペルガー症候群では、海馬の前のほうに回旋の遅滞があり、扁桃体周辺の神経ネットワークが未発達な場合が多いそうです。扁桃体には相手の感情をモニタリングする(相手の感情と瞬時に同期する)機能があるため、ここが先天的に発達しづらいことによって、表情や空気を読んだり、言葉の外にある意図を汲み取ったりといった「(非言語性の)コミュニケーション」に困難を生じさせていると考えられています。

 海馬回旋が不十分なことにより発達しづらいネットワークがある一方で、逆にネットワークが通りやすい(スペースに余裕がある)部分もあるため、たとえば机上の勉強などにおいては定型発達の方よりも高いスコアを示すと考えられています。いわば、脳のなかで「得手不得手のギャップ」が大きいのがアスペルガー症候群の脳が持つ特徴です。

 またその脳は、個人個人で大きく特徴が異なるそうです。扁桃体での不得手を右脳前頭葉を使ってカバーしたり、聴覚記憶の不得手を視覚記憶により補ったり。つながりにくいネットワークを人それぞれに別の部位で補いながら、独自の脳を形成していくためと考えられています。



アスペルガーの療育は
特徴を理解しその上で豊富な体験をさせ
得意分野を伸ばしつつ

苦手な分野を補足するように
他者の感情を解説する等の
フィードバックの繰り返しを続けてきた


そのことが功を奏したようで


長男は8月15日に
療育手帳の更新のために
知能検査を受け

その間に親は別室で
療育状況の聞き取りがあり

それぞれの担当者が情報を共有し
判定結果が出された


判定報告の時に

6月13日に
次男の知能検査も担当された方が


真逆の個性の息子さん達を
よくこれだけ
それぞれの個性に則した療育を
されてきたと思います

筆舌に尽くせない
ご苦労があったと思います


非常に良く成長され
とても優れたものを持っています


ということだった


この時の知能検査結果を持って
神大病院の小児科の
発達行動外来の予約をとっていた
8月30日に息子たちを連れ
3~4年ぶりに受診した


というか


やっと受診できた
と言ったほうがいいかもしれない

このブランクのあった3~4年間は
本当に苦しい時期で

予約をとっても
当日にどんな展開になっているか
予測不能な出来事の連続

日々出たとこ勝負であった


今もまだまだ油断できないけれど
次男も少しずつ落着きつつあるので
やっと受診可能となった


担当医師も
次男は服薬(ストラテラ)せずに
よくここまで成長したなと驚かれた

長男についても
平均より上回っていて
得意分野を活かして
十分生きていけるだろうと

そして今後も

基本的な療育方針は
得意分野を伸ばし
その分野で生きていく力をつける

苦手分野の補足のフィードバック


今までのことをこれからの数年
継続するよう助言をうけ


ほんとうに暗中模索で
苦しい日々だったけれど

発達障害を
個性と受容したうえで
早期療育の重要性を
改めて痛感した


アスペルガーやADHDなどの発達障害の大学生が増加中より以下抜粋

発達障害患者が増加したのか、それとも発達障害に関する対応が進んだ為に広く認知されるようになったので潜在的な患者が表面に現れ増加したのかは定かでない。また発達障害の原因に関しても脳機能の障害によって生じると考えられているが不明な点も多い。ただし、発達障害患者が一般的な社会生活を営むことが困難であることは明らかである。本人はいたって普通だと思っていても、周囲と同調できない為、違和感を感じ、苦労している人も多い。


 学校側の子どもたちの支援も始まっているそうで、2007年度から特別支援教育が本格的に始まった小・中学校と高校では、特別支援教育コーディネーターの配置や、個別の指導計画の作成などを通して、一人ひとりの教育ニーズに応じた支援が進んでいる
 
 大学入試センター試験では11年から、特別措置を申請できる障害種別に、発達障害が新たに加わった。申請が通れば、試験時間の1.3倍延長、拡大文字問題冊子の配布、別室受験などが認められる。11年は95人、12年は135人が特別措置を申請し、発達障害がある受験生への門戸は広がっているという。



息子立ちの療育に取り組み始めた頃よりも
少しずつではあるけれど
理解されつつあるのかもしれない

いつか脳の個性に合わせた
教育環境が常識になる
そんな時代がくるといいな

と切に思う