救い出されている
これみてどう思いましたか。
うわ……無理……!!
ですかね。
実家は、これ以上でした。
床も壁も黒ずみ、畳や床は腐って崩れ、キッチンもガスコンロもタオルも食器も全てが黒ずんでる。猫毛だけでなく、糞尿もそこかしこにある。
臭いはすさまじく、服にもうつってる。
姉は、顔も可愛く成績一番人気者だったから良かったけど、私はほんとにデブスで、汚いジャージをいつも着てた。
「デブ!臭い!」といじめられてた。
(言い返してたので一方的ではないけど)
大人になるにつれ
ウチ、おかしい……?
と改善していってた。
でも、女友達じゃ生活スタイルまでわからない。
だから歴代の彼氏で学んでた。
最初の彼氏も酷くて浴室が真っ黒なカビ。ゴミ屋敷。
それをなんとも思わない私。
次の彼氏は、ごく普通のおぼっちゃま。
ここで少し正常とはどんな状態か学んだ。
あとは少しずつ……
でも、2年前に別れた元パートナーが一番綺麗好きだった。
いつ行ってもモデルルームのように綺麗。
私にうるさく言うこともなく、快適な家で過ごして、ウチに来ることはほとんどなかったから、教わる機会なかった。
そして今回に至る。
でも私はそれが日常で、感覚が麻痺してたなと…。
↑このくらいは全然平気だった。
むしろ綺麗にしてる、とすら思ってました。
この状態の家に、猫友さんのとむさん、ベジ友のチャンポヨさんをお呼びした………。
今更ながら申し訳なかった…。
今回、やり方、生活の仕方を教わり、みて、感じながら過ごすと、
あぁ、こうやっていけばいいのか
と思う。
掃除すればいいじゃなくて
いかに掃除しないですむかを考える。
綺麗をキープする。
一階の猫スペース。
「猫15匹いるから仕方ないよね」
が、甘えだったと痛感。
猫15匹いても綺麗は保てる。
一階のこともジンベエにきいてみた。
聞くな、というコメントいただきましたが、こんな機会あります?
私は改善したいんです。
小学生の頃いじめられてたのは、人の気持ち分からず、汚く臭く、そのくせでしゃばりで生意気で、ほんとに嫌なやつだったから。
自覚してからは、改善を続けてる。
指摘してくれる人なんて大人になってからはそうそういない。
どのみち別れて帰るのだから、せめてこのくらい私に貢献してもらおう、
ジンベエに聞くのはそういう考えです。
「ねぇ、この機会に色々指摘してよ。一階も綺麗に保てるならしたいんだ。」
「え?最近綺麗にしとるやん。1階も綺麗になってきたやん。」
「うん、でも、この際だから色々教えてほしい。私の感覚麻痺してるから。」
「綺麗になってきてると思うで」
「いいから、教えて。」
「……ソファな。あれ。」
「あぁ、汚い?」
「爪研がれてるやん。そうならないソファにしとったら?」
「……あれは猫1匹の時に買って……いや、そうね。たしかに。爪とがれない材質のソファがいいね。」
「あと布な。」
「猫が布大好きだから…」
「決めとけばいい、置く場所、洗うタイミング」
「……そうか。」
「あと、段ボールの爪研ぎ」
「あれ猫好きなのよ。」
「優先順位なんやないの?綺麗にしたいなら、段ボールカス出づらいのにするか。猫優先ならあれでええんちゃう」
「いや、綺麗に出来るならしたい」
「障子も、あんなんプラスチックとかにすりゃええやん」
「え?そんなのあるの?」
「こんなの。」
「アイロンとかで貼れるし破られない。これだけでもかなり見た目整うで」
「障子!そうか、こんなのあるんだ…」
私が求めたアドバイス。
やはりこういうとこはよく見てる。
一階の口出しをしなかったのは、ジンベエも一階と二階で棲み分けしようとしてたから。
「猫一階に追いやって、自分の犬いれてる後ろめたさとかあるからな。」
そういってた。
さらに、副業アドバイスも…
「そうやって困り事解決しようと考えたら色々探すやろ。今だって、猫 障子、とかでググったやろ?それをキーワードに広告出せばええんちゃう」
「あ、そっか!体験談とかも?」
「俺はやってたし、俺ならやるわ。特ににゃにゃは猫こんなにいて沢山ネタあるやろ」
「そっか……」
「ま、にゃにゃそういうの(自分の猫ネタに稼ぐ)の嫌みたいやけど」
「うん…まぁね……」
ジンベエは、別れて大阪に戻った後も協業続けても良いと思っているらしい。
それこそ、そう思える感覚がわからない。。。
私は好きなのに。
…………あ、そか。
私のこと、好きじゃないから出来るのか…🥲
わたしはジンベエが来なかったらどうなっていたろうか。
汚くても、猫たちと共に、楽しく暮らしていたと思う。
でも、綺麗になり色々指摘されて気づいた。
私も親と同じになりかけてた。
今、2階から1階に降りると、掃除したくてたまらなくなる。
それは、綺麗好きというよりは脅迫性観念にちかいかな。
選択と集中
市民農園や庭の畑の惨状を見て
「庭の畑だけでも、自分達食べる分には充分ちゃうの?」
「そうだけど、趣味で…」
「手回っとらんのやろ?」
「今はね?家に住んだ年は綺麗に保ててた。」
「その時は猫もそんなおらんかったやろ?」
「そうだね…。」
「副業もしてない。」
「うん。……私、あれこれ手出し過ぎたね…」
「そうやと思う。抱え過ぎ。 選択と集中ですわ。」
「………わかった……」
二胡はしばらく封印?
「楽器、使えるの?」
猫に倒されて竿のヘッドもげたままの二胡。
中胡は弦がはずれてた
楽器の扱いが酷いよね…
自覚ある。
「楽器かかわいそうや」
ズキっ………確かにそう。
二胡は弾きたいんだけど、
ジンベエの前で弾くのは無理だった。
片付けの休憩時間に、ジンベエがアンプなしでベースを弾いてた。
かすかにしか聞こえないし、ベースよくわからないけど、贔屓目抜きに、素人で聞いてても上手い。
「俺は音楽センスは無いと思う。楽器は技術。」
といっていた。
1日8時間練習したというから、太刀打ち出来ないし、する気もない。
二胡の練習教わったら上手くなりそうだったけど…また凹みそう。
どのみち殆ど弾いてない二胡。
やるなら、お金と時間に余裕できた時がいいのかもしれない。
クロスステッチも
緑大樹
向日葵花瓶
この二つは絶対刺したかった。
でも、緑大樹なんてもう2年以上刺してない。
布も汚れて糸の色も褪せて…
これも時間とお金に余裕できてから、もう一度最初から刺そうと思う。
刺した布も糸も、キットも全部捨てた。
木枠のフレームだけは残した。
後ろ髪惹かれていたのがなくなって、スッキリした。
生活整えて、のんびりクロスステッチ刺せるようになりたい…改めてそう思った。
選択と集中
本当にそうだと思う。
猫21匹、親との同居
そのためにお金が必要で副業してた。
あれもこれも…のために
部屋は汚れて荒れ
猫の世話が行き届かず
農作業も中途半端
二胡もほぼなし
クロスステッチなんてやってない
何を優先させるのか?
やっぱり今は稼ぐ時。
睡眠時間を確保すべき。
部屋を片付け綺麗にしてスッキリした環境で取り組むべし。
金運は水回り綺麗にして回るというから。
言葉でコントロールされてようと、指摘されようといい。
それで二人の生活が良くなるなら。
でもそれは、愛情あっての話。
ジンベエが私のこと好きではない。
だから、綺麗な部屋はなんのため?と思う。
皮肉に綺麗な部屋で、早起きするようになった朝に、ゆったりとコーヒー飲みながら…そんなこと考えます。
未練ですね…