そう言えば先日、
月組次期トップコンビが発表されましたね。

ちなっちゃん(鳳月杏)
おめでとう〜〜〜〜飛び出すハート飛び出すハート飛び出すハート

嬉しいなぁ。ホント良かった。
最近は宝塚行くの躊躇してるわたくしですが、ちなつお披露目はナマで観たいと思います。

相手役となるトップ娘役は、じゅり(天紫珠李)
個人的にはみちる(彩みちる)推しだったのだけど…(てか、組替え中止になった天彩峰里の予定だったんだろうね)
ま、オトナの骨太カップル(?)誕生ってことで良き作品を残してほしいです。

ずっと応援していた2人(ちなっちゃんとキキ(芹香斗亜))の、満を持してのトップ就任で
うひゃうひゃ言いながら宝塚に通う2024年になるはずだったんだよな…


お月様星お月様星お月様星お月様星お月様星お月様星お月様星お月様星お月様星お月様星


やっとこさ、ざっくり記録。

またしても
“記念写真撮ったらポスターが写り込んじゃった”風にアレンジしてみたよw
  ↓↓



宝塚大劇場千穐楽ライブビューイング
『RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~
(アールアールアール バイ タカラヅカ ~ルートビーム~)
Based on SS Rajamouli’s ‘RRR’.
(2024.2.4(日)13:00〜)

【上演時間】3時間5分
(『RRR』95分/休35分/『VIOLETOPIA』55分)

【スタッフ】
脚本・演出:谷 貴矢

【主な配役】(/新人公演)
コムラム・ビーム:礼 真琴/大希 颯
ジェニファー(ジェニー):舞空 瞳/乙華 菜乃
A・ラーマ・ラージュ:暁 千星/御剣 海

バッジュ/SINGERRR男:美稀 千種/羽玲 有華
ネハ:白妙 なつ/星咲 希
オム:大輝 真琴/彩紋 ねお
スコット:輝咲 玲央/世晴 あさ
ヴェンカテシュワルル:ひろ香 祐/紘希 柚葉
ロキ:紫 りら/星影 なな
ヴェンカタ:朝水 りょう/凛央捺 はる
ペッダイヤ:天華 えま/碧音 斗和
ステファニー:澪乃 桜季/彩夏 こいき
FIRRRE男:夕渚 りょう/馳 琉輝
ジェームズ:天希 ほまれ/朝稀 さいら
キャサリン:小桜 ほのか/瑠璃 花夏
カマル:世晴 あさ(※)/凰陽 さや華
ユクタ:七星 美妃/侑蘭 粋
ポピー:二條 華/藍羽 ひより
WATERRR男:希沙 薫/飛翠 真凜
ジェイク:極美 慎/稀惺 かずと
ヘンリー:煌 えりせ/凛央捺 はる
エドワード:碧海 さりお/和波 煌
アヴァダニ:颯香 凜/透綺 らいあ
オリヴァー:夕陽 真輝/珀亜 れい
リリー:彩園 ひな/鳳花 るりな
ジャング:天飛 華音/樹澄 せいや
ルードラ:奏碧 タケル/瑠羽 らいと
SINGERRR女:都 優奈/詩 ちづる
ロバート:鳳真 斗愛/青風 希央
WATERRR女:水乃 ゆり/絢咲 羽蘭
マッリ:瑠璃 花夏/茉莉那 ふみ
チャーリー:紘希 柚葉/透綺 らいあ
アルジュン:碧音 斗和/早瀬 まほろ
カーター:御剣 海/朝稀 さいら
シータ:詩 ちづる/綾音 美蘭
FIRRRE女:鳳花 るりな/碧羽 陽
ラッチュ:稀惺 かずと/世奈 未蘭
ライアン:大希 颯/桃李 拍

※蒼舞咲歩は全日程休演、(代役)カマル: 世晴 あさ

【人物相関図】

【ストーリー】
1920年、イギリス植民地時代のインド。ゴーンド族の守護者、ビームは、圧政を敷くインド総督スコットによって連れ去られた幼い少女を救うため、立ち上がる。素性を隠しデリーへと潜入するビームだったが、少女の行方を追う中で出会ってしまったスコットの姪、ジェニーの美しく優しい姿に、恋をしてしまう。そんなビームに協力したのは、デリーで偶然出会った、強く内なる大義に燃える男、ラーマだった。二人はお互いの素性を知らぬまま、熱き友情を育んでいく。だがラーマの正体は、インド人でありながらビームを捕らえスコットへ引き渡そうと目論む警察官であった・・・。宿命に導かれた二人が進む先は、友情か?使命か?それとも愛か?
(公式より)


2022年の大ヒット映画『RRR』
私も観に行きました。久々に手放しで「面白かった!」と思えた映画なのに、感想を記録してなくて残念。

その後、星組での上演が発表され、
あの映画を?宝塚で?琴ちゃんとアリがおヒゲのインド人に?どうなるんだ?!
と勝手に盛り上がっていたのだけど、、、

結局、昨秋の宝塚歌劇団の一件で気持ちが落ち込み、友会チケットは申し込まなかった。
(行こうと思ってた回(1/5、11:00公演)が公演中止になったのでどっちにしても行けなかったんだけどね)


で、宝塚版『RRR』

火事の場面やアクションシーンは宝塚らしくダンスで。動物が出てくる場面はバッサリカット。
ナートゥ、みんな踊りだしちゃったのはちょっとウケたけど(踊れるんかイギリス人w)
映画の長いストーリーを調整して、たった95分に要約。だけどストーリー破綻することなく、よく出来ていた。

映画では、クライマックスのラーマが神の化身か覚醒かという感じでメッチャカッコいいのだけど
星組はビームが主役だからラーマのカッコ良さが物足りなくなっていて。そこだけがちょっと残念だった。
本来はW主役で観たい作品だよねー


ビームの琴ちゃん(礼真琴)は、さすが上手い。
けど、期待以上でも期待以下でもない、ソツのない出来、、、と思ってしまった。
仲間を守る正義感あふれる青年、令嬢に恋してドキドキする可愛さ。なんだ、いつもの琴ちゃんじゃん?と。
せっかくチャレンジングな作品なのに“いつもの琴ちゃん”なの、ちょっと勿体ない気が。
たしかに、物語の中心はビームかもしれないが、キャラクター的にオイシイのはラーマ。
ちょっと脚本に手を加えるなり演出を工夫するなりして、琴ちゃんラーマじゃダメだったの?
(あくまでも“ちょっと”ね。大幅な変更はヘタこきそうだから)


ひっとん(舞空瞳)のジェニー。
『RRR』自体が男の友情が中心なので、ヘタしたら しどころの無いヒロインになりそうなところ、しっかり“ひとりの人間”としてのキャラクターに。
映画と同様、ビームとジェニーの関係性が恋愛というより人間同士の結び付きにも思えるあたり、上等。こういうとこ、琴ちゃんとの相性の良さだなぁって思う。


ラーマのアリちゃん(暁千星)。ついこの間までバブみ漂う可愛さがあったのに、おヒゲも苦悩も似合ってて、この子はどんどん変わっていく印象。
いろんなキャラクターを演じることができるのは2番手の面白さでもあるけど、この子の場合、元々の童顔ゆえにギャップ萌えが甚だしい。
だからこそ、クライマックスのラーマの超絶カッコいい場面が削られていたのはホントに残念。
W主演に出来なかったのかとつくづく思う。


つんつん(稀惺 かずと)は、ラッチュ役。
早くから抜擢されてるけど、今回はキャラクター的にも早くも3番手ぐらいの扱いに感じたり。
実力も伴ってると思うし、親の七光り感はありません。わたくし絶賛応援中。


そしてほのかちゃん(小桜ほのか)
ヤ〜な感じが板について(『赤と黒』に続きw)、なんなら再びひーろーくん(ひろ香祐)との並びが観たかったけど、オレキザキ(輝咲玲央)との並びも良いのだった。
そのポジションのわりに歌もしっかりあって、彼女の歌唱力の評価がうかがわれる。


あと、見栄え良過ぎる慎くん(極美慎)。ジェニーの婚約者ジェイク。麗し。
これまたなんかちょっとヤ〜な感じを醸し出すも、スラリとしたビジュアルが貴公子然として目を引いた。



映画と比べて、かなり手直ししているのに大事なところはそのまま、な感。
せっかくだから宝塚らしく…とゴテゴテ改変しそうなところ、きちんと男の友情を中心に据えてロマンスに引っ張られ過ぎない脚本。
谷貴矢センセイが上手いんだな。『義経妖狐夢幻桜』『元禄バロックロック』『赤と黒』など、好きな作品多いので今後も楽しみ。

話題のナートゥダンス。楽しそうにノリノリで踊ってたけど、大変だろな〜。踊る時間、予想以上に長かったし。
星組は『ディミトリ』でもジョージアンダンス踊ってたし、新しいダンスを踊らせたくなる何かがあるのかね。
トップコンビの成績優秀さ故か?

あと、役名のこだわり→「SINGERRR」「FIRRRE」「WATERRR」。
なんとなく、シンガァァァ、ファイアァァ、ウォータァァァ、って読んじゃったよね笑


宝塚版『RRR』、面白かったので東京千穐楽のライビュも楽しみにしていたけど、他の予定があってライビュ行けないことが判明…絶望
新公の配信だけでも観れるといいな(何かと雑用入りがちな今日この頃…)


そしてショーは

レビュー・シンドローム
『VIOLETOPIA(ヴィオレトピア)』
【作・演出】指田 珠子

ユートピア、ディストピア・・・「TOPIA(トピア)」は「場所・郷」を表す言葉。
「Violette(スミレ)」が、110年咲き続ける劇場Takarazuka。そこにはいつも何かに魅了された者たちが集う。喝采、憧憬、熱狂、孤独、そして希望・・・。時代や国を超え、劇場の光と闇を描く豪奢なレビュー作品。
異界「VIOLETOPIA(ヴィオレトピア)」に棲むもの達が、宝塚歌劇110周年の幕開きを盛大に祝います。

……という華やかな公演解説が虚しく感じる110周年の幕開け。

ストーリー性のあるショーでした。
プロローグ、廃墟のような場面……どうやら劇場の跡?そこにやや小汚い姿で登場するトップスター琴ちゃん
トップスター登場!!という演出では無く、なんだか静かなスタートなの(しかも小汚いw)珍しい。

からの、繰り広げられる華やかな場面の数々。
クラシカルなダンスシーンあり、現代劇のような場面あり。
ひっとんのシルクハット&黒燕尾(だったかな?)姿も観たような…(ちゃんと覚えろ自分)
場面ごとにそれぞれ1つの作品のよう。

そして最後にまた廃墟のような場面に戻る。
なんだろう、、、これは廃墟と化した劇場の“記憶”だったのかな、と一抹の寂しさ、切なさを残しつつ。

ぴーすけ(天華えま)の銀橋渡りのソロで、あっ、退団するんだっけ……と突然実感してサビシくなったり
琴ちゃんひっとんのデュエダン衣装がけっこうモダンでちょっと驚いたり(ショーのイメージからしてスミレ色系かと予想していた)

これが演出家・指田珠子氏の大劇場デビュー作だそうで。
今後の活躍が楽しみ。


階段降りは
エトワール、ぴーすけ(天華えま)からの
かのん(天飛華音)、ほのか(小桜ほのか)
慎くん(極美 慎)
アリ(暁 千星)
ひっとん(舞空 瞳)
琴ちゃん(礼 真琴)


ちょっと用事があって、退団者のご挨拶を聞かずに帰ったのですが

大輝 真琴(91期)
天華 えま(98期)
彩園 ひな(101期)
侑蘭 粋(103期)

2024年4月6日(星組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団。
4名の未来に幸多からんことを祈ります。