皆さま、メリークリスマス。
昨日のクリスマスイブは楽しまれましたか?


『ベートーヴェン』ライブ配信(17:00開演)と
雪組/和希そらのディナーショー『Vie.』(19:45開演)がブッキングするという悩ましい事態で

幸い『ベートーヴェン』はアーカイブ配信ありとのことだったので
『Vie.』リアタイして、『ベートーヴェン』は後日視聴することに決めました。

が、

急遽、Kバレエ『くるみ割り人形』に行くことに。


先行販売も一般発売も出遅れて(いろいろ忙しかったの)、予定枚数終了となり諦めていた『くるみ割り人形』
公演当日の朝、美術装置の決定により追加席が発売されたので、電話かけまくってチケットGETした次第。

何よりのクリスマスプレゼント、あーんど
(先日の『ベートーヴェン』での観劇納め、改め、今度こそ本当の)“観劇納め”となりました。



熊川哲也 K-BALLET TOKYO Winter Tour 2023
『くるみ割り人形』@岡山芸術創造劇場ハレノワ 
(2023.12.24(日)15:00〜)S席1階3列(開放席)


【上演時間】約2時間5分(50/休25/50)

【スタッフ】
演出・振付:熊川哲也
原振付:レフ・イワーノフ
オリジナル台本:マリウス・プティパ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
舞台美術・衣裳デザイン:ヨランダ・ソナベンド、レズリー・トラヴァース
照明デザイン:足立恒

【キャスト】
ドロッセルマイヤー:グレゴワール・ランシエ、★杉野 慧
マリー姫:日髙 世菜、浅川 紫織、★飯島 望未、岩井 優花
くるみ割り人形王子:山本 雅也、栗山 廉、★石橋 奨也、堀内 將平
クララ:★世利 万葉、塚田 真夕、梅木 那央

人形の王/Dr.シュタールバウム:ニコライ・ヴィユウジャーニン
人形の王妃/シュタールバウム夫人:天木麻裕
ねずみの王様:ビャンバ・バットボルト
フリッツ:栗原柊

雪の女王:小林 美奈、日髙 世菜、★成田 紗弥、飯島 望未
雪の王:堀内 將平、石橋 奨也、★吉田 周平、田中 大智
粉雪:辻梨花・山田夏生・塚田真夕・島村彩

花のワルツ ソリスト:岩井優花・戸田梨紗子・吉田周平・山田博貴
アラビア人形:小林美奈・栗山廉・グレゴワール・ランシェ
スペイン人形:栗山結衣・長尾美音・田中大智・武井隼人
中国人形:辻梨花・栗原柊
ロシア人形:本田祥平・藤島恵太
フランス人形:山田夏生・塚田真夕・島村彩
兵隊:岡庭伊吹・久保田青波・本元光

子役:K-BALLET ACADEMY/K-BALLET SCHOOLより


【ストーリー】
時は19世紀初め。人形の国では以前よりねずみたちとの領地争いが起こっている。
ある日、ねずみの王様は人形王国に魔法をかけ、マリー姫をねずみに、婚約者の近衛兵隊長をくるみ割り人形に変えてしまう。
魔法を解く方法はただ一つ、世界一硬いクラカトゥクくるみを割るしかない。だがそのためには純粋無垢な心を持つ人間の力が必要だ。
人形の王から命を受けたドロッセルマイヤーはこの人物を探すため、人間界へと旅に出る。そこで出会った少女クララに待ち受けるものは……
(公式より)


『白鳥の湖』『眠れる森の美女』と並ぶ、チャイコフスキー3大バレエの1つ『くるみ割り人形』
クリスマスの夜、くるみ割り人形を贈られた少女クララが人形たちと共に夢の世界を旅するという、
クリスマスイブにドンピシャな、ファンタスティックな物語。

大昔に地元で観劇したきり(あとはWOWOWやスカパーで何度か観たけど)、久しぶりのナマくるみ割り人形。

名作中の名作、しかもKバレエの人気演目を、
グッドタイミングなクリスマスイブに、
こんな田舎で上演してくれるなんて、、、

誰がどこで、どれほど頑張ってくれたのだろう?と思わずにいられない。

可愛らしくて、華やかな、夢の世界にどっぷり。

とにかくもう、


良かった……


この一言に尽きる。



もちろんチケットは完売。
「金平糖の精の踊り」「ロシアの踊り」「中国の踊り」「花のワルツ」などなど
誰でも聴いたことがある楽曲が多いのも、『くるみ割り人形』が親しまれる理由かも。

あと、Kバレエは特に華やかな感じがするんよね。
熊川哲也さんの演出センスかな。

プリンシパルにはミュージカル出演されてた方もいらっしゃるので、個人的にはそのへんも親しみ感じちゃったりする要因。
『ロミオ&ジュリエット』('21)「死のダンサー」の堀内 將平さんとか、
『ビリー・エリオット』('17)「オールダー・ビリー」の栗山 廉さんは、来年の『ロミジュリ』で「死のダンサー」だし。(で、来年の『ビリー・エリオット』には出ないのね)
ちなみに今回の岡山公演は、堀内さんは出演されなかったけど、栗山さんはアラビア人形で出演されていた。(って見分けついてないんですけどね)


どの方も美しくて素晴らしかったのだけど

つい目が釘付けになっちゃったのは、ドロッセルマイヤーの杉野 慧さん。
長身で小顔で目鼻立ちくっきり、ゴージャスなお衣裳に負けないどころか、映えまくっていた。

マリー姫の飯島望未さん、雪の女王の成田紗弥さん、気品と美しさ。
クララの世利万葉さんの、可愛らしさ。

んでもって、ねずみがモフモフで
可愛いいいいいいいいいいいーーーー!笑

1幕クライマックス、
吹雪レベルの雪が舞う(凄過ぎ)雪の国、ホント大好き!!(足、滑らないのかしら…と老婆心)
(そのあと休憩時間の掃除機のゴーーーーって音も好きw)


2幕は器材トラブルで10分ほど開始が遅れたが、そんなことはどうでもいい。
お菓子の国で次々と披露される踊り。アクロバティックな振付もあり、もはやクララになった気分で本気で楽しんだワタシ。

アラビアの踊りの小林美奈さん、オリエンタルな衣裳がよく似合って、メッチャ色っぽい。
ロシアの踊りの本田祥平さん・藤島恵太さん、ジャンプの滞空時間が超人的。コサックダンスもスゲェ〜(コサックダンスって実はウクライナの踊りだけど)

優雅な「花のワルツ」からの金平糖の精と王子の「パ・ドゥ・ドゥ」、
立ち上がって爆竹拍手しながらブラボー!!!って叫びたくなるぐらい(迷惑w)圧巻だった。
ちなみに、金平糖の精はマリー姫と同じ方。美しい。

カーテンコールは何度もありました。
客席、立ってた方もいらっしゃいましたが、がっつりスタオベにならなかったのは、
盛り上がりにくい県民性によるものかもしれない💧

幕が下りて、カーテンの間から、役柄ごとに順番に出てきて振付を交えつつレヴェランス。
ねずみたちも小芝居を交えつつ←全然顔見せてくれないのねw


チケット取りそこねて諦めていた『くるみ割り人形』
ぶっちゃけ高額転売に手を出しそうになったのだけど、必死で我慢して←
幸運にも当日の開放席販売でGETできた3列目。
段差が無いから前が見にくいかも…と懸念していたが、前の席、無かったw(実質1列目)

何もかもがラッキーで
最高のクリスマスプレゼントでした♥


これをもって2023年、観劇納めとする。


↓Kバレエインスタ↓




バレエバレエバレエバレエバレエバレエバレエバレエバレエバレエバレエバレエバレエ


帰宅後、そらくんの『Vie.』開演時間には間に合ったけど
『くるみ割り人形』の余韻に浸りたくて、視聴するのやめました。

そう言えば、
以前↓こんなの観たなぁと思い出したりしつつ。

↓2014年、映画『くるみ割り人形』