『ムトゥ踊るマハラジャ』ファンの友人と行く予定だったけど、
あいにく友人は体調不良となり、私ひとりで行ってきました。
インド・ミュージカル『ムンバイ☆スター』
@岡山シンフォニーホール
(2023.12.5(火)18:30〜)1階10列
【上演時間】2時間(休憩15分含む)
【スタッフ】
脚本:デービカ・チャトゥベディ
歌詞:イシタ・アルン
演出:ナディル・カーン
音楽:ドリフ・ガネカル
振付:アバンティカ・バル
カタック振付:ウマー・ドグラ
【出演】
デーヴ:アベナブ・ムカジ
コーエル:アルシ・ニガム
ティラック:アビシェーク・チョクシ
アンジュール:バブナ・パニ
エデン・パレーラ
ジャエッシュ・サランゲ
ジミット・タケル
メリタ・ディスーザ
ナヴィーン・ケラマネ
ニキル・タムケ
パリディ・ソマニ
シュルティ・ヴァースデーヴァン
スラビ・アンドラーデ(パフォーマー兼振付補佐)
ヴェロニカ・ホゼ
ヴィネー・バンカル
【ストーリー】
インドの小さな村に住む漁師の息子デーヴは、ある日、大きく張り出されたポスターに目を奪われる。
「次なるスーパースターは誰だ?!」
世界に希望を与えるスターを夢見ていたデーヴは、大都市・ムンバイへ。生計を立てるため働き始めたレストランで、美しい女性コーエルと出会い恋に落ちる。
運命の女性と古典舞踊界の偉大な舞踊指導家パンディット・ティラックとの出会いに導かれ、大きな夢へと進み始めたデーヴだが、その前途には様々な障害が立ちはだかった。
2人の愛を隔てるのは何か。師と共に歩む道で見出した「真の芸術」とは何か。果たしてデーヴは大いなる夢を掴むことができるのかーーー
(公式より)
歌って、踊って、夢を追う。
インドミュージカル「ムンバイ☆スター」。
ムンバイとは、インドの首都ニューデリーに次ぐ経済の中心都市で、“ボリウッド”の本拠地としても知られる、エネルギーに満ちた街。
話題のボリウッドダンスが躍動する、愛と師弟の物語。
で、
ミュージカルと言うか、
ストーリー性のあるダンスショーみたいな感じでメッチャ楽しかった。
インド舞踊と言えば、サリーを着て合掌し、首をクネクネさせるゆったりとした踊りを思い出したりするが、
他にも古典舞踊がいくつもあるらしく、いろいろ採り入れられていた感じ。
薄いプログラムが無料配布されていて、インド4大古典舞踊が紹介されていた。
ミャンマーに近い地域の「マニプリ」
インド西南部の「カターカリ」
インド東南部の「バラタナーティヤム」
優雅なターンを繰り返し、円筒形のスカートがクルクルふわふわして綺麗なダンスとか
(スカートの裏地がビスチェと同じ模様になっててナニゲにオシャレだった)(たぶん「マニプリ」というダンス)
軽快なステップで、足首に付けた鈴が軽やかに鳴るリズミックなダンスとか
(たぶん「カタック」というダンス)
古典舞踊以外の、ブレイクダンスのような振付もあった。てか、もしかしたらこれもインド舞踊の一種かもしれないけど。
(2015年2月『ボンベイドリームス』(主演:浦井健治)でも、浦井くんがブレイクダンス風の振付で踊ってたのを思い出しつつ)
音楽や歌は録音だったみたいだけど、とにかくダンス!
『ムトゥ踊るマハラジャ』ほどの脳天気さでは無いけれど(あれは別格か)、楽しいミュージカルだった。
インド映画は虐げられる人々に胸が痛むことも多いけど、民族音楽や舞踊が採り入れられていて、その文化や芸術に惹かれる。
最近では『RRR』かな。星組公演には行かないことにしたけど、あれを宝塚でどうアレンジするのか気にはなっている。
『ムンバイ☆スター』は、とてもわかりやすいストーリー。
以下、自分の記録のため【ネタバレ】
狂言回し(ストーリー・メーカー)のナレーションが、物語を進めていく。
スターを夢見る青年デーヴが、大都市ムンバイへ行き、美女コーエルと出会う。
舞踊の師匠ティラックにより、デーヴとコーエルは才能を発揮。二人は恋に落ちるが、コーエルの父親に反対される。
「自分の弱さに打ち勝ってこそ勝利者となる」という師匠の言葉を支えに特訓したデーヴは、コーエルと共にオーディションを受け、見事に勝ち残る。
大スターとなって驕り高ぶるデーヴ。そんな彼を心配するコーエルだが、デーヴは気付かない。
デーヴの人気は、徐々に翳りをみせはじめる。
「芸術は愛であり、人生そのもの。息づかいであり、心臓の鼓動である。」、師匠の言葉が心をよぎる。
デーヴは、真実の愛に気付く。
【公演スケジュール】
12月10日(日) 日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
12月11日(月) レクザムホール 大ホール
12月12日(火) 松山市民会館 大ホール
12月14日(木) YCC県民文化ホール 大ホール
12月16日(土) 市原市市民会館
12月19日(火) 文京シビックホール 大ホール